さて、自分の確定申告はe-TaxのID・パスワード方式で済ませたあと、この調子で家人の分もiPhoneを使ってe-Taxで送信してみることにしました。当初はプリントアウトを税務署に持っていくつもりだったのです。マイナンバーカードは、二人とも引っ越ししたときに作ってあります。
事前の準備として、こんな案内がありました。
まずはこの案内に従って確認し、途中にあるjizenMacなるものもインストール。
スマートフォンで初めてマイナンバーカード方式を利用する場合の画面の流れ 【iPhone】
その後は、確定申告書等作成コーナーの「e-Taxで提出 マイナンバーカード方式」を選んで進みました。推奨環境はクリアできたのですが、その先はiPhoneをICリーダーのように使える訳ではない鵜、やはりICカードリーダーが無いとダメらしい。あれれ。
iPhoneをリーダーにしてe-Tax申告するのかと思っていたのが勘違いだったかな…と思い、次の手段ということで、iPhoneから直接申告することにしました。スマホ申告が可能な条件がありますのでこちらで確認。サラリーマンの医療費控除やふるさと納税などはこれで済みそうですね。
国税庁からのお知らせ <スマートフォンでの申告が更に便利に>:令和元年分 確定申告特集
まずはiPhoneのSafariから国税庁の確定申告書作成コーナーにアクセス。以下、この説明書に沿って申告する訳ですが…
スマートフォンで初めてマイナンバーカード方式を利用する場合の画面の流れ 【iPhone】 ~令和 2 年1月 31 日以降~
途中、アプリを2つもインストールせねばならず、しかもこの「マイナポータル」というアプリの認証で、マイナポータルを入れているのにインストール画面に飛ばされてしまうというスパイラルに。10回くらいやったですかねぇ。らちがあかないのでネットで調べましたら、iPhoneを再起動しろとのこと。
やっと先に進んだのですが、マイナンバーカードを作ったときに設定した2つのパスワードが必要(家人からあらためて教えてもらいました)だったり、認証で使用するマイナポータルと、申告のためのSafariの画面との行ったりきたりが煩雑にあり、そのあたりはマニュアルには出てこないので、けっこうな個人情報を入力させられるのに、この切り替えで本当に大丈夫なの?と思いながら先に進みました。iPhoneに不慣れな人にはとうてい無理だと感じました。慣れていても不安でしたから。
申告書PDFはiPhoneからプリントアウトもでき、なんとか申告終了。税務署も近いので、プリントアウトして持っていったほうが早かったような気もしますが、忙しくて平日に税務署に行っていられない場合もあるでしょうから、それなりに需要はあるでしょう。しくみはもう少しなんとかして欲しいです。
結論として、マイナンバーカードを作っているのであれば、現時点ではICカードリーダーがあったほうが申告は簡単だったのではないかと思いました。時間を無駄にするくらいだったら、ICカードリーダー買っても良かったかな。iPhoneなどが、PC/Macのカードリーダーとして使用できるようにして欲しかった。来年もこのシステムが改善されていないようだったら考えます。
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