8月11日から、石巻市・女川町で「Reborn-Art Festival 2021-22」(以下RAF)が始まりました。
時期が時期でありまして、いつになく他所の人っぽい方々や若い人がまちなかを歩いていますが、人が大勢押し寄せているような雰囲気ではありません。チケットは会期中何度でも使えるそうなので、様子を見てちょこちょこ行こうかなと思っています。石巻も感染者増えてますし。
で、近所にスポットがいくつかあるのですが、山の家(実家)に行くついでに、日和山の雨宮庸介さんの作品「石巻13分」を見に行きました。
日和山、鳥居が老朽化で撤去されてちょっと寂しい感じ。現在鳥居新築工事中です。基礎工事からがっつりやってるようです。いつ完成なんだろう…。(以下ネタバレあり)
作品は、元々「レストランかしま」というレストランがあった場所に展示されています。ここは最初のRAFの時にも会場として使われています。
この作品は予約制。上映時間は20分毎なのですが、現在は実際にその場に行って受け付ける方式。到着して次の回を予約しましたが、その回は結局私1人でした。
天気が良くて比較的暑い日だったため、時間になり、旧レストランかしま店内に入ってみると暑い。ドアは開いていて、サーキュレーターも作動しているのですが、密閉された感じです。正直1人で良かったと思いました。(追記:エアコンがなくて室内が暑かったのですが、後日エアコンはついたそうです。)
ブラインドが閉まった店内で映像インスタレーションを鑑賞し、最後に下りていたブラインドがチラチラと開いて外の景色がチラっと見え始めます。そして最後には全てのブラインドが上がり、180度の眺めが広がりました。わぁ〜なんだかとても感慨深い。
子どもの頃にここでクリームソーダを食べたりしましたが、ここから外の景色を眺めたのはおそらくそれ以来です。作品に云々というよりは、ここから(しかも自分独り占めで)外の景色を眺めたことに感動しました。半島・網地島・田代島までよく見えていて、日本製紙の工場の向こうには、奥松島方面もよく見えました。まさにパノラマ。
自分の中では日和山は特に親しみのある場所ですし、この景色を久しぶりに満喫し、とにかく良かったわー...と思いながらひとり作品から出てきたのでした。
ここでまたレストハウスやればいいのになぁ。
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