引き続き「The Three Degrees」(以下、ディグリーズ)である。
日頃フィリーサウンドを好んで聴いていると自負しながら、ディグリーズはこれまで全くノーマーク。シュープリームス的なガールグループ?としてしかとらえておらず、フィリーサウンドとして最も有名な『ソウル・トレインのテーマ』も、歌はディグリーズだったことも今回始めて認識したほどで、昨年LPレコードを聴くまでは、実は邦題『天使のささやき』、原題『When Will I See You Again』1曲しか馴染みが無かったほどだった。
ソングライターとしては好きなギャンブル&ハフの作品にも関わらず、有名なこの曲はピンと来ず、女性目線でみると、全盛時の露出度の高いセクシー路線が災いして「興味なし」だったのである。ちなみにリアルタイムでは小学生で、歌番組よりもドリフの「8時だよ全員集合!」を楽しみにしているクチだったから全く覚えはない。
フィラデルフィアソウル(フィリーサウンド)とギャンブル&ハフについてはこちら。
フィラデルフィア・ソウル - Wikipedia
フィリー・ソウル大特集!|HMV&BOOKS onlineニュース
About - Philadelphia International Records
ギャンブル&ハフ|ソウル&ファンク大辞典
ギャンブル&ハフ - Wikipedia
ちなみに私は元々オージェイズ好きです。あ
wikipedia日本版によると、「ザ・スリー・ディグリーズ 」についてはこんな解説である。
最大のヒット『天使のささやき』もwikipediaの項目だった。
天使のささやき (スリー・ディグリーズの曲) - Wikipedia
当時日本で大人気。本国アメリカよりも日本や欧米で人気があったというのも始めて知った。松本隆が日本で録音する曲をプロデュースすることになったのも納得である。
ディグリーズ。メンバーを入れ替えながらも常に女性3人組グループとして現在も活動し、その活動の長さでギネスブックにも掲載(もしかして来年は結成60周年では?)されている。そのため、公式サイトでは高年齢なご婦人3人の写真がトップに出てくるのだが、全盛期のメンバー写真もあり、私が知っているのはこちらだ。当初、個々のメンバーも判別がつかず、メンバーの入れ替わりも知らなかったため、40年以上も経つとこんなに変わるのか?と驚いたのだがそうではなかったのだ。
まずは昨年購入したLPレコードを聞き直しつつ、YouTubeで動くディグリーズを探索。近年のライブの動画もちょっと見たが、キーが1オクターブ低くなり、全く別モノと感じられたので対象外とし、最も活躍していた時期の動画だけを見まくった。全盛期は1973〜76年で、ほとんどがこの時代のテレビ番組のビデオ録画と思われるものが多くアップされていた。
まずはこの全盛期のスリー・ディグリーズを探求する。(つづく)
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