ザ・ローリング・ストーンズが企画し、1968年に撮影されて30年以上お蔵入りしていたという映画「ロックンロール・サーカス」(4Kレストア版)を、ご近所のライブハウスLa Strada(ラ・ストラーダ)さんで見てきました。
『ロックン・ロール・サーカス』『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』公式サイト
ストーンズが「ロックンロールとサーカスの融合」を目指して企画・製作・ホスト役を務めていて、ストーンズだけでなく、ザ・フーや、ジョン・レノンがエリック・クラプトン、キース・リチャーズなどと組んで結成したバンド、ザ・ダーティ・マックが出演しています。
「ロックンロールとサーカスの融合」などと言い出すのは、ブライアン・ジョーンズでは?という気もしましたが、時々写るブライアン・ジョーンズは、終始ヘラヘラ笑っていて、ラリっているのでは?という感じ。しかしみんな若い。
サーカステントの会場で、最初はザ・フーから。フーはあまりまじめに聞いた事がなかったのだけれど、字幕で歌詞が出てきて、こんな歌を歌っていたのかと意外だったのと、ピート・タウンゼントは若い頃はけっこうかわいかったし、若くして亡くなったドラムのキース・ムーンのクレイジーな感じが良かったなぁ。
ジョン・レノン率いるザ・ダーティ・マックも圧巻。ギターがジョンに加えてエリック・クラプトンとキースですからねぇ。ジョンもがっつり歌ってます。その中でオノ・ヨーコのパフォーマンスは少し浮いてないか?とも思ったり。もともと前衛的な人だし、ジョンのひいき目だから仕方ないか。
合間に本物のサーカス芸が入るのがまたミソでした。今回の上映会場のラ・ストラーダでは、別のイベントで、サーカス映像をたくさん見ているので、ちょっと不思議な感じです。
最後はもちろんストーンズが6曲。ブライアン・ジョーンズがいた頃までなので、まだ生まれていないヒット曲もあるのだけれど、それでもキースのパフォーマンスは迫力ありましたー。大好きなチャーリー・ワッツも若々しくバシバシドラムを叩いてたし。やはり評判通り「悪魔を憐れむ歌」が良かったけれど、意外と最後の「地の塩」、キースも一緒に歌っていて良かったな。
若々しくてフレッシュなブリティッシュ・ロックなみなさんを、4Kのフレッシュな映像と音でたっぷり楽しませていただきました〜。
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