伊藤礼『旅は老母とともに』(夏葉社):久しぶりに本を読んで笑った〜

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旅は老母とともにレポートがすっかり遅くなりましたが、夏葉社さんの新刊、伊藤礼さんのエッセイ集『旅は老母とともに』を読みました。ぱっと目を引く黄色の表紙に、これが伊藤礼さん?と思われるイラスト入り。こちらは南伸坊さんのイラストだそうです。(カバーをはずすとまた別のイラストあり。お母さんかな?)

伊藤礼さんが伊藤整の息子さんだというくらいの知識で、どんな方なのかもほとんど知らず...でしたが、英米文学者でありエッセイストだそうです。しかもお父さんの伊藤整さんの本は、同じ夏葉社さんの『近代日本の文学史』を読んだだけ。でもそんなことは全然問題なし!

まずは、そのお父様の伊藤整さんのお話からスタート。「伊藤整」という響きが少し硬いイメージなのだけれど、礼さんの文章は古風な印象の中にユーモアがあり、お父さんの生きた大正時代か戦前ぐらいの時代にぴったりの語り。ほかにも伊藤整モノのエッセイがいくつかあり、「評伝」とは違った伊藤整像を知ることができて、ファンにはうれしいことでしょうし、ファンでなくても(私)人物にちょっと興味がわいてきますね。

他にも、タイトルにもなった、喜寿を越えたお母さんを故郷の北海道に連れて行く話、広島の親戚の結婚式に出席する話、飼っていた犬の話、68歳から始めたロードバイク(自転車)の話など、どれも楽しいエッセイ。個人的には広島の話がひときわ面白く、本を笑いながら読んだのは久しぶりでした。

帯文のとおり、まさに全編ユーモアたっぷり。楽しい読書になりました!

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このページは、raizoが2025年12月12日に書いたブログ記事です。

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