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師匠の岡崎武志さんは、先日もご紹介した古本の本を数多く出されている古本界の若手ホープ(?)この本は、ポプラ社のサイトポプラビーチでの連載を本にしたものだそうです。
読みながら、弟子の角田さんと一緒に古本屋めぐりをしているような気分になりました。読んでいて楽しかったです。東京で古本といえば神保町を思い浮かべますが、いろんなところにいろんな古本屋があるんだなぁと実感。地図もあって、いわば東京周辺の古本屋案内にもなっていますので、興味があれば、この本をガイドにあちこち行ってみてもいいですね。
確かに、古本屋さんでは思わぬ本を買ってしまうことも事実。お酒をほとんど飲まない私が「洋書ミニ天国」と「日本の酒」などという本を買うなんて...新刊書店ではありえないです。ちなみに「日本の酒」は、本の中身も文体もちょっと古くさいところが独特ですが、それでかえって味が出ています。「講堂」で大先生の「講釈」を聞いているようです。peetanさんのコメントによると、お酒好きの方にとっては「名著」とのことでしたが、読んで納得いたしました。
おお、私の名前が!!
酒関係の本では「調査研究 琉球泡盛ニ就イテ 焼酎麹の原典 」という本もネットで古書を買いました。通常ネット古書店で10000円以上するものが、たしか3000円程度の格安だったのでどんなもんだろかと買ってみたのですが、A4版ほどの特大サイズ極厚で重量もけっこうあり、そのうえ中身は全て手書きでした・・・
最初のところは丁寧に書いてあるのですが、文章がのってくるとすらすら〜っと書いた文字になってきて、読むのが非常に大変です(笑)。
巡り合うのも楽し、探すのも楽し。私も古本好きです。
うわぁ、中身が全て手書きとは...それはノートではなくてやはり「本」なのですか?
「古本」というものは、読書の楽しみもあり、コレクション的な楽しみもあり...ということなのですね!