東京国立博物館の常設展示は、撮影禁止のマーク(主に個人所蔵のものなど)がついていない展示物を、フラッシュ無しであればカメラなどで撮影することができます。今回の常設展示で最も気に入ったのが、明治時代のこのカニ付きの入れ物。
何ガニなのかはわかりませんが、とにかくものすごくリアルです。
こちらは特集陳列「お雛様と人形」に展示されていた、豪華ミニチュア嫁入り道具セット。ガラスのカップもセットになっていて、ちょっぴりハイカラというところがまた良いですね。でもしっかり江戸時代のものなのです。
他にも小さな陶器のセットなど、お雛さまではなくミニチュアものにグっときました。丸いお皿は直径2cm程度しかないと思います。
こちらは日本のものではなく明の時代の中国の景徳鎮。取っ手のようについている魚や、小さい人が面白い。英語の解説ではフィギュアが中をのぞいている入れ物...みたいな説明になっていました。
左は春らしいタンポポ柄のお皿、右は鍋島のツボ柄のお皿5枚セット。
浮世絵の部屋もいくつか気に入ったものもあったのですが、さすがに照明がかなり暗くなっており、コンデジの高感度モード程度ではうまく撮影できません。三脚を構えないと無理そうです。そして...振り返ってみると、展示品の説明もしっかり撮影しておくべきでした。次回からは自分の観賞記録としてもう少ししっかり撮影したいです。
やはり何度行っても常設展示あなどり難し。正直言いまして「ダ・ヴィンチ展」よりも楽しんできたと思います。来週からは動物や野菜をかだとった水入れの工芸品の展示も始まりますし、今回は東洋館に行けず、「15,6世紀のインドシナのやきもの」が観られなかったので、GWが終わった頃に、また是非行きたいと思っています。
ダ・ヴィンチ展へお越しの際は、お時間があれば是非常設展示もゆっくりごらん下さいませ。常設展示は実は煩雑に展示替えがあるので、いつでも違う発見がありますよ!
東京国立博物館ガイド 本館篇―一歩近づいて見る日本の美術 東京国立博物館 東京美術 2002-12 by G-Tools |
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