この仙台坂の途中になにやらきになる古家が。近づいてみると動物病院の看板がありました。ペットの病院というよりは、家畜の病院風。今は廃屋のようです。
仙台坂を下りきり、大通りを渡って首都高をくぐる坂が「日向坂」(105)。写真は坂上から、今来た道を振り返ったところ。坂上にはオーストラリア大使館があります。ここも大名坂で、坂上に周防徳山藩主・毛利日向守の屋敷が南にあったことが名前の由来だそうです。
坂上の交差点を左折すると「神明坂」(106)。右側の土手も味があり、左手には墓地があったりで、このあたりは空が広く、のんびりした雰囲気です。
坂上に戻り、左に進んだところにあるのが三井倶楽部。三井家の迎賓館として大正時代に建てられたものだそうですが、私はかつて従兄弟の結婚式で中に入ったことがあります。確かに回廊も豪華で、大正ロマンなお部屋での式でした。その日はあいにく雨模様で、広いお庭を散策できなかったのが今思うと非常に残念です。
ちなみに、このあたりは島津家や保科家の屋敷跡。
三井倶楽部の前をそのまま直進すると「綱の手引坂」(106)。
綱の手引坂をまっすく進まずに、右に曲がって三井倶楽部の東側を下るのが綱坂(107)。有名な坂だけあって風格があります。なんといっても三井倶楽部の塀と緑がスバラシイです。あとから坂道本をよく読むと、三井倶楽部の向こう側に、これまた名もないスバラシイ坂があるのだそうです。これは次回の課題であります。
あとは綱坂を少し戻ってイタリア大使館のある道を通り赤羽橋駅へ。今回は非常に長い坂道の旅でした。最後はイタリア大使館の裏門につながれていた2匹。
今回の旅のおさらい。いやぁ、この日は本当によく歩きました。8km強で、高低差のギザギザが坂道らしさを物語っています。
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