「ヒロシマナガサキ」を見終わって、岩波ホールのビルを出るとそこは神保町。夕暮れまで本のお散歩です。
まずはお隣の信山社で「谷根千」と岩波文庫新刊2冊を購入。レジで「図書」8月号ももらいました。岩波文庫は坂口謹一郎「日本の酒」とプリーストリー「イングランド紀行(上)」。
「日本の酒」は、以前古書店で買った新書「日本の酒」を文庫にしたものです。古い本はやはり読みにくいので、気分も新たに文庫で読むつもり。新たに文庫になると全然違う本に見えますね。次は「世界の酒」かな。
プリーストリー「イングランド紀行(上)」は、なんだか勢いで。こうなると来月出る(下)も買わなくては。本当は海底二万里(上)も買いそうになったのだけれど、きりがないのでやめました。つい最近、待望の文庫化でとびついル・コルビュジエ「伽藍が白かったとき」
と、田山花袋の「温泉めぐり」も買ったばかりなのです。未読の岩波文庫が山になってきました。
あとはもっぱら古書店の均一棚を中心にブラブラ。「茶の世界史」100円、梅棹忠夫「東南アジア紀行」上下セット315円。ルナール「にんじん」(岩波文庫版はキレイで210円だったけれど、この旺文社文庫版は少々汚かったが105円)、角山栄「茶の世界史」100円、ちょっと魔が差してOKAKURA YOSHISABURO「OLD ENGLISH BALLADS」。たくさん買ってしまったような気がしたけれどコレだけ買って、700円ちょっとでした。
「OLD ENGLISH BALLADS」は、たまたま前回の週間ブックレビューで、イギリスの「バラッド - Wikipedia」なるものを始めて聞いたからです。バラッドは古い英語+解説も古い日本語...ということで、結局とても読みにくそうなのですが...。
家に帰ってから、信山社でもらった「図書」をめくると、編集後記に岩波がフィデル・カストロ(私のカストロ感は過去記事で)の本を製作中だとありました。これは楽しみです。来月は「イングランド紀行」の下巻が出るし、赤瀬川原平さんの「戦後腹ぺこ時代のシャッター音」と、赤瀬川さんセレクトの岩波写真文庫10冊が復刻されるそうで、来月も岩波で盛り上がりそうです。
![]() | 日本の酒 (岩波文庫 青 945-1) 坂口 謹一郎 岩波書店 2007-08 by G-Tools |
![]() | イングランド紀行 上 (1) (岩波文庫 赤 294-2) プリーストリー 橋本 槙矩 岩波書店 2007-08 by G-Tools |
![]() | 夜の来訪者 プリーストリー 安藤 貞雄 岩波書店 2007-02 by G-Tools |
コメントする