崖の上のポニョ サウンドトラック 久石譲 覚和歌子 徳間ジャパンコミュニケーションズ 2008-07-16 by G-Tools |
劇場内はさすが幼児連れ多数。このような客層の映画は久しぶりです。
宮崎駿「折り返し点―1997~2008」の宮崎メモによりますと、お話は日本版の人魚姫をイメージしているのだそうです。
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噂通り、海の中の生き物がうごめく様子は圧巻でした。他にも海のうねりや水の中のキャラクターの動き、水没してしまった町、クラゲの大群やクラゲの縁がキラキラ7色に光る様子など、そういうところに妙に感心してしまいました。そういえば「未来少年コナン」も海や海の中のシーン多かったなぁ。
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そして...やっぱりポニョやその妹達(矢野顕子さんの不思議な声も効果的)はかわいかった!ポニョのお父さん「フジモト」も、最初に出てきたときは「え縲怐H」と思ったけれど、見慣れてくるとなんだか憎めないキャラでした。宗介君もお母さんのリサも良かったです。宗介君とポニョがおもちゃの船で漕ぎ出してからの一連のシーンが、宮崎作品らしくて一番よかったかなぁ。
ラスト近くでポニョのお母さんがスーっと海に戻っていくシーンでは、なぜか妙に泣けてきそうでした。ポニョのお母さんは、母なる海そのものなんですね...。泣くような悲しい場面でもないのですが、それまでのいろいろなシーンの思いの積み上げなんでしょうか...。感動した、というのとはちょっと違うのですが不思議な気持ちでした。その後のラストで、ちょっとだけやきもきさせて、なおかつあっけなくサラリと終わってしまうのは、宮崎駿氏らしいといえばらしいのかな。
元気な女性がたくさんでてきますし、お母さんにこそお子さんと一緒に見てもらいたい映画です。個人的にはなんだか久しぶりにワクワクし、最後まで楽しく見ることができました。しかし同行者の採点は35点。ポニョを見て「かわいい」と思えない人には向かない映画のようです。
追記:
実は見ていて非常に気になったのが、海の中でイカが泳ぐ方向です。どのイカも、脚の方向にスス縲怩チと泳いでいきます。基本的には頭の方に進むのが普通ではないかと。その筋のヒトに聞いてみたところ、脚の方に進むこともできるけれど、やっぱり頭の方に進むのが通常の泳ぎ方だそうです。
崖の上のポニョ 海のなかまシリーズ パスケース エンスカイ 2008-08-09 by G-Tools |
ツꀀ多分、地上波かレンタルビデオでみることになるかと(笑)
にしても宮崎さん、相変わらずよいしごとしてるみたいですね(^^)
夏休み満員御礼といったところでしょうか。どうしてもテーマソングが耳に残ります!