アニメージュで連載時に最初の方を読み、途中までコミックスを買って読みましたが、尻切れとんぼになっていて、長らくコミックスの結末を知らずにいました。
12年前(amazonさんに教わりました)に、コミックス全巻セットを買ったのですが、そのまま読まずに保管したまま今に至り、赤坂憲雄さんの「ナウシカ考 風の谷の黙示録」を読むにあたってやっと最初から読み直しました。
面白いので7巻はあっという間に読了。後半はもう戦争の話なので人もたくさん死んでしまいますし、とにかく宮崎駿の緻密な書き込みの画も相まって怒涛のようでしたが、もう少し先まで見届けたかったという消化不良な気持ちも残りました。
映画でもおわかりのとおり、風の谷では腐海の胞子が広がらないように丁寧に焼き払ったり、瘴気を吸わないようにマスクを装着しなければならないあたりなど、今のコロナ禍での生活を連想させるものがありました。全員があそこまでのマスクを常に装着すれば(飲食を除けば)もっと自由に外で活動できるようになるのかも...と思ったり。
ウィルスと瘴気はだいぶ違いますが、風の谷の人たちが腐海と共存しながら折り合って慎ましく暮らしていたように、今の私たちは新型コロナウィルスとの折り合いをつけて暮らさねばです。
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