これを注文したときは、こんなことになっているとは思わなかったけれど、山下達郎「FOR YOU 」のアナログ版LPが届きました。初回分は気付いたときにはもう売切れで、2次生産が決まった時にすぐ予約したものです。
オリジナルは妹が持っていたものだったので、自分でこのLPを手にするのは初めてですが、あれから40年経ってもやっぱりこのアルバムに一番思い入れがあり、どうしても欲しかった訳であります。
やっぱりアナログレコードっていいなぁ。
最近は、ジャニーズ事務所絡みのことでマスコミにも叩かれ、好感度急降下中の達郎さん。個人的には発端の松尾潔さんに対する印象が元々あまり良くなかったので、松尾さんのTwitterでの最初の発言も実はみていて「あれ?」っと思っていたけれど、その後の炎上は避けておりました。
サンデーソングブック(は毎週聴いている)での達郎さんの発言も聴きましたが、生み出された音楽に罪はない、イヤなら聴かなくても結構です…というのは過去に何度か言っていたことでもあったので、私は問題視するようなことでもないと思ったけれど、初めての人がそれだけ聞くと確かに印象悪くなるとは思いました。
普通の人の受け止めを聞いていると、ジャニー氏の功績を讃えるのがけしからんという論調が性被害の話とごちゃまぜになり、夫婦揃って今なおシティポップの売れっ子であることへの反発(おごりがあるということでしょうね)とか、ずっとマスコミに冷たかったことへの報復的なものとか、炎上したところで注目度アップをねらってさらにたたみかけて来るマスコミとか、いろいろないまぜになって吹き出している印象です。
ジャニー氏の音楽への功績はあると考えることがそんなに悪いこととは思えない。性的虐待のR.ケリー(実は私も特に初期の頃は好きでした)がやったことはとんでもないけれど、過去に作った曲まで悪に満ちてるのか?殺人を犯したフィル・スペクターは良いの?ジェームス・ブラウンも暴力男だったけれどみんな聴いてる。アイク&ティナだって、アイクがひどいやつだって知っているけど聴いてる。でもアイクがひどいやつだから、曲はいいけど聴かないよっていう人もいると思う。フィルスペクターに殺されたヒトの関係者だったらフィルの曲は聴かないかも。聴きたくない人は聴かなくてもいい。
私はジャニーズは昔から嫌いであまり関心がなく、R.ケリーにはさすがに愛想がつきたけど、フィル・スペクターもジェームス・ブラウンも好きなので音楽には罪はない説には賛同します。
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