野中広務 差別と権力
Posted with amazlet at 04.09.02
魚住 昭
講談社 (2004/06/29)
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「影の総理」の影にあったもの限界
一級品の取材力
そもそも自民党ってあまり好きではないのですが、野中君はなぜかちょっと気になる政治家の1人だったことは確かでしたので、Amazonより少し納期の早かったbk1に注文して購入しました。
国会議員に上り詰めるところまでの話はとても面白かったのですが、国会議員として役職がついて偉くなってから以降は、日本の政治の裏話中心の進行で、なんだかお腹一杯になってしまいました。野中広務の話ではなく「自民党のお話」になってしまったからかもしれません。でも、へぇ実はそうだったのか...という話はたくさんありましたけど。
イラクへの自衛隊派遣が国会で決まるとき、野中君は公然と異を唱えていたので、その信念はいったいどこからくるのか知りたかったのですが、単なる戦争体験からだけではない何かがあったのでしょうね。自分の信念を通すところは偉いなあと思う反面、実はそれだけではない政治的な裏があったりするということもわかってちょっとがっかり。
最近は日歯連の献金問題で名前が出てきましたが、もう国会議員はやめちゃってるからすでに過去の人...という印象になってしまってますね。
他人の痛みはわかると称しても
12歳の少女の行方不明のおかさんの心の痛みが
わからない男の正体はよくみたほうがいい
くれどさん、こんにちは。
くれどさんのブログも拝見させていただきました。
この文を書いてから1年以上経過し、
私にとってはもう野中さんは過去の人になってしまいました。
(時事放談では時々お見かけしますが...)
「気になる」というのが、特にファンだったという意味ではありませんでしたので...念のため。