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夏葉社の島田潤一郎さんの本『長い読書』が、このたびみすず書房から出版されました。みすず書房も好きな出版社さんなので、これはすごいことだと本を手にするのを心待ちにしていました。

表紙のクリムトの絵が素敵で、装幀も、使われているクリーム色の紙も、まさにみすずです。すごいなぁ。本や読書のことだけでなく、音楽のこと、マンガのこと、なかなか本が読めなかった頃のこと、学生時代、仕事のこと、子育てのこと…「本と生活」に関するものであり、これまでの集大成でもあるそうです。




みすず書房の『読書アンケート2023』で複数の方がリストアップしていて、気になっていたのですが、先日NHKラジオの「高橋源一郎の飛ぶ教室」で取りあげられていて、そのあと即買いして読みました。

小山さんというホームレスの女性が日々のことを綴ったたくさんのノートを、ご本人が亡くなられた後に有志でワークショップを作り、書き起こして出版したものです。





ひとり出版社の夏葉社さんで1年間、週1回アルバイト(この間は2人出版社!)をしていた秋峰善さんが、夏葉社での日々を本にしてくれました。

夏葉社さんでアルバイトをしている人がいるというのは、夏葉社の島田潤一郎さんのTwitter(当時)で知りましたが、秋くんってどんな人なのだろうと気になっておりました。そのご本人が、noteに綴っていた夏葉社日記を、このほど1冊の小振りな文庫サイズのハードカバーにまとめ、さらに秋さんが立ち上げた新しいひとり出版社「秋月圓」から出版されました!





毎年楽しみにしていた、みすず書房「月刊みすず」の読書アンケート号。「月刊みすず」は昨年夏に廃刊になったのですが、この読書アンケートだけは継続し、単独の書籍(冊子?)として発売されました。税込880円也。

さっそく購入して、気になる本をチェックしました。これが本当に楽しく、最初から最後まで3回くらい流し読みしてるかな。





先日左小指の先の腹側をキッチンばさみでさっくり切ってしまい、キーボードを打つのに難儀していました。キーボードに向かうのもおっくう…と思っているうちにもう年末。早いです。

で、本題の今年の私の3冊の発表です。

第1位は、ちいさなかがくのとも6月号・山口てつじ『カメムシかあさん』(福音館書店)であります。かなり変化球ですが、とにかく「本」として今年最も感激しました。

ちいさなかがくのとも6月号『カメムシかあさん』がステキすぎます。 - now and then





夏葉社さんの新刊、片岡千歳『古本屋 タンポポのあけくれ』を読み終えました。今回は夏葉社さん初の函入りの装幀。繊細な表紙の本は、函入りですと本を痛めずに保存出来るからいいですね。

著者の片岡さんは山形県生まれで、ご主人と高知県で「タンポポ」という名前の古書店を営んでいらっしゃいました。ご主人を早くに亡くされ、こういったエッセイや詩を書きながら「タンポポ」を続けたいらしたそうです。

そして、この本は「タンポポ書店」から2004年に発行されたものに2つのエッセイを加えた夏葉社さんならではの復刊です。





このごろはめっきり雑誌も買わなくなったのだけれど、本屋さんでみかけて購入。日本・アメリカなどのカッコいい本と本屋さん、本の作り手など、まさに本をめぐる特集。





今年の一箱

昨日の10月7日は、第12回石巻一箱古本市。今年で連続12回ということになりました。

前日は台風並の強風、朝はササーっと通り雨が降りましたが、だんだん晴れてきました。日中にわか雨の予想が出ていたのが多少心配で、一応傘も荷物に。8時半に受付会場の旧観慶丸商店の準備(そしてついでにカートを預け)→途中の道端でテントを張るのを手伝い→本部のまちの本棚へ。すでに助っ人さんたちが集まってきており、スタッフと助っ人さんたちのミーティング→再度旧観慶丸商店に戻って受付→そして出店場所の古書店「ゆずりは書房」さんの前に移動しました。

ここも今年の新スポットの1つ。この場所では3店の出店でしたが、私は日のあたる(とはいえ、最初だけというのは知ってましたので)、道路の向かい側のアーティストの志賀理恵子さんのアトリエ予定地の玄関前に陣取って開店です。





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あまりに忙しくて直前告知になってしまいましたが、明日10月7日(土)は、毎年恒例の石巻一箱古本市2023にくものす洞として出店いたします!金毘羅通りのゆずりは書房さんの前です。今年の箱はこんな感じです。新しい本半分、渋い本半分ですね。新作ZINEもあります。

石巻一箱古本市2023 店主紹介 | 石巻 まちの本棚

直前まで準備におおわらわですが、明日はなんとかお天気も良さそうなのでホッとしています。今日の強風もなんとか収まりそうですし。

お近くの方、ぜひお立ち寄りください〜。





カメムシかあさん幼児向けなのだけれど、もう何回もめくって読んでます。福音館書店の月刊絵本『ちいさなかがくのとも』の2023年6月号山口てつじ『カメムシかあさん』は、エサキモンキツノカメムシのおかあさんが主人公!!!

さらに…そのカメムシかあさんをみつける女の子とおかあさんもステキ。カメムシだからって邪険にせず、やさしく見守ってくれているところにおばさん胸をうたれましたよ。

背景の夏の花がたくさん咲くお庭もとてもステキ。とにかくステキすぎます。


 




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