今夜は、NHKの「ダーウィンが来た!」で、楽しみにしていたミズグモ特集。
途中で2度ほど出てきたミズグモのアニメキャラが、『水グモもんもん』の「もんもん」に似ているような気がするなと思いながら、彼らの水中生活をたっぷり見せていただけました。
その後は、ついついまたカタログやネットで望遠レンズを物色。決められないまま9時になり、次はNHKスペシャルです。
NHKスペシャル|"いのちの記録"を未来へ~震災ビッグデータ~
震災時の携帯電話やカーナビなどのGPSなどの位置情報から、人の動きを記録した膨大なデータものを集め、様々な分析に利用したり、これまた膨大なtwitterの情報を分析したりするというもの。
石巻的には、ます交通渋滞で格子状の四方の道路が詰まってしまい、前にも後ろにも進めなくなってしまう「グリッドロック」という現象が紹介され、大街道周辺の道路が登場しました。かつて通学時に自転車で走り回っていたあたりです。グリッドロックに関しては、じゃあ道路を拡張すれば良いのかというと、それはそれでかえって車に頼る傾向が高くなって結局変わらないような気がしました。全員が徒歩や自転車で避難…というわけにはいかないでしょうから、車で逃げるに場合のルールを、なにか作らないといけないでしょうね。
ただ、データ的には意外にも門脇・南浜地区は、大街道方面よりはグリッドロックが起きるほどひどくなかったようです。このあたりはどこからでも15分あれば高台へ徒歩で行ける距離ですし、地元に住んでいれば、車で山に上がる道は細くて少ないことはわかっていますから、他の地区に比べれば、車避難で避難した人の割合は低かったのではないでしょうか。
そしてもう1つは、津波直後に浸水域に取り残された人々の数の情報として、石巻市の中心部の地図などが出てきました。日和山の神社の直下のあたりに、多くの人が取り残されたという赤い棒グラフが立って点滅していました。海岸のほうから山際に多くの人が押し流されてきたのか?と思いましたが、考えてみると、日和山の神社に集まって、ぼう然と立ち尽くしていた人達のデータも少なからず混じっていたのかもしれません。
だた、番組でも「このようなデータが直後に入手できれば、投入する捜索隊の参考になる」というとらえ方でしたので、多くの人が取り残されたままになってしまった…ということではないのです。ビッグデータの活用・応用について」考える番組であったことをここで再認識。
他にも、福島の原発でヨウ素を浴びた可能性のある人の人数やその量を割り出すことにも応用できるのではないかという話もあり、今後の備えにつながるデータとして、様々な方面での活用の場が広がりそうです。いやいやすごい世の中になってきましたが、それでも人間は自然の驚異には勝てないことがあるということも、あらためて肝に銘じておかないといけませんね。
ということで、最終的には番組からいろいろと考えさせられる夜になりました。
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