一般の書籍でしたら、新刊のチェックはしているのですが、児童書方面はノーチェックでした。不覚。偶然手にすることができて、クモが大好きな私は小躍りしております。これはほんとに「網」点でした。
たくさんのふしぎ」は、小学生3年生以上が対象の児童書ではありますが、内容はびっくりするほどしっかりしています。
どうしてクモが糸を使うようになったのか、そしてその糸を使っていろいろな方法で獲物を捕まえるクモ達と、その不思議な行動を紹介しています。
「たくさんのふしぎ」というと、絵本的なものをイメージしていましたが、この本のイラストは、色を抑えたモノトーンの絵と精密画。ちょっと大人の雰囲気です。
実は私たちの生活しているあらゆるところに生息しているのがクモ達。この本のイラストは色を抑えてあるので、見た目があまりグロな感じがしませんし、クモが嫌いな方(うちの兄弟のことだ…)にこそぜひぜひ「読んで」いただきたいです。
そう、絵を眺めるだけではなくて、文を読まないとこの素晴らしさはわからないのですよ。まさに本の醍醐味です。
わぁ、企画から本になるまで3年半もかかっていたのですね…
「クモと糸」、松本清張ばりの緻密なクモの世界を平易に披露 ( 生物学 ) - 虫探偵・山川一浪のブログ - Yahoo!ブログ
…が、amazon(なんと値段がつり上がっている…)もhontoも本日現在在庫切れ。楽天Booksにはまだあるようです。上記のブログにも記載がありますが、たくさんのふしぎは「月刊」とはいえ、2年後までは注文すれば購入できるそうなので、本屋さんへ注文出してみてください!
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