古本:岡本文弥さんの本

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縁でこそあれの表紙MacBookを見に行く途中、有楽町方面から銀座のAppleStoreに行く道すがら、プランタン銀座の前で古本展開催中でした。古本マイブームの今の私には素通りできません。ひととおり物色してこの本「岡本文弥人情本 縁でこそあれ」を買いました。一度手に取って値段を見たら1,545円と高かったので、一旦平棚に戻したのですが、かなり迷って結局買ってしまいました。

シリアルナンバー入り岡本文弥さんは、日本の古典芸能新内節(岡本派)のお師匠さんで、数年前にテレビで特集番組でお見かけし、「長生きも芸のうち―岡本文弥百歳」を読んだりもしました。なんだかとても「かわいいおじいちゃん」なので、その人柄ですっかりファンになりました。すでに亡くなられていますが、エッセイもたくさん書かれていて、ご本人がちょこちょこっと書くイラストもまたすごく素敵なのです。多彩なんですね。実は新内節そのものについてはほとんど知らないのですが...。

さて、家に帰ってゆっくりこの本を開いてみたら、なんと限定1,000部の本だったらしく、シリアルナンバー入りでした。それで値段が高かったんですね。納得です。本の表紙の文字は、寄せ文字の橘右近さん作でした。カバーを外しても、なかなか味のある布表紙。思わぬ本に出会えるのも古本の楽しみなのですね。これも「縁でこそあれ」...最近実感しています。

たぶん、この本のタイトルもご自身の筆跡だと思います。
ぶんや かたりぐさぶんや かたりぐさ
岡本 文弥


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ちなみに、プランタン銀座では、ちょうどこの本の出版記念原画展を開催中でした。寺田順三さんの表紙の絵が素敵です。
ミーナの行進ミーナの行進
小川 洋子 寺田 順三


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このページは、raizoが2006年5月18日に書いたブログ記事です。

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