昨日の続きです。古書店巡りの後は、東京大学総合研究博物館で、特別展示東京大学総合研究博物館開館10周年記念『アフリカの骨、縄文の骨—遥かラミダスを望む』と同時開催の「標本は語る。」、『重井陸夫博士コレクション ウニの分類学』展を見てきました。
私が入った時は、小さな男の子をつれたお母さんが出てきたところ。その後は私1人。見ている間に外国人女性が1人入ってきた程度で、中は全然人がいませんでした。アフリカの骨の展示コーナーは、ちょっと薄暗く、人間や猿人の頭骨が並ぶ展示室の中に自分1人...というのはちょっとゾクっとしますね。
でも、貴重な猿人の頭骨の標本が並んでいて、なかなか面白い展示でした。エチオピア国外では世界初公開の猿人の骨のレプリカもあります。同時開催のウニの標本もマニアックですが、なかなかあれだけのものが並ぶということはめったにないようですね。個人コレクションとしては世界で5本の指に入る壮大な規模だそうですよ。ダイバーの方なんかいかがでしょう?植物標本(=押し花)から、鉱物や、様々な動物の骨格標本など、いろいろな「標本」を見ることができます。会期は6月9日まで。入館料無料ですからお近くにお出かけの際は是非!
その後、同じく東大の敷地内の東大ショップ「コミュニティーセンター」へ。ここで最近できた東大ロゴグッズ、関連の出版物を購入することができます。テラスにカフェでもあると一服できて良かったんですけど...。
このお店で、今回の展示の図録にあたる本「標本は語る」を購入。巻末に、今回の展覧会がどのようにできあがっていったのか...という企画・制作の手引書がついていて、どのように企画されて展示に至ったのかがわかります。博物館がどのように企画を進めていくのかを知ることができて興味深い内容。本そのものはちょっと高かったのですが、まあ良しとしますか。
コメントする