一昨日の坂道の旅の後は、早稲田古書店巡りとなりました。早稲田はさすが地元、漱石本はどの店にもたくさんあり、きれいで安いものを何冊か買ったりしたのですが、一番の収穫は、数年前に改装したという、この辺では珍しくしゃれた店構えの五十嵐書店さんでのお買い物でした。写真は、やはりしゃれたデザインのオリジナル包装紙でキャラメル包みをしてくれたもの。
中身は角川文庫の「江戸名所図会」第1巻と第5巻。坂道本を読んでいても、江戸名所図会から引用されている説明も多く、読んでみたいなと思っていました。五十嵐書店の棚にも全巻はなかったのですが、並んでいる中から興味のあるエリアが含まれている巻を選びました。
実際手に取ってみると、古い仮名遣いや漢文も多く、なかなか「読む」には至りませんが、白黒ですが「図会」ですので絵が半分近く。パラパラと眺めて楽しんでいます。実際は全6巻なので、いつか全部揃えたいところですが、またどこかで出会えるでしょうか?
こちらは実家に帰った折りに行ったブックオフ@石巻バイパス店では、寺田寅彦随筆集の第1縲怩R巻(実際は5巻まであります)を各105円で。堅い本が売れない土地柄だからなのか、ちらほらある岩波文庫は多くが105円。たとえばミルトンの「失楽園」上下も各105円だったので買いそうになりました。しかし今になって思うと、やっぱり買えば良かったかな...なんて思うんですよね。まだまだ修業が足りません。
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