世田谷文学館「ファーブル昆虫記の世界」展

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世田谷文学館世田谷文学館で開催中の「ファーブル昆虫記の世界」展へ行ってきました。世田谷文学館に行くのも初めてです。

世田谷文学館 - 文学を体験する空間
「ファーブル昆虫記の世界」展 - 世田谷文学館 文学を体験する空間

世田谷文学館京王線の芦花公園(ろかこうえん)駅で降りて徒歩5分。周辺は新しいマンションが林立しているなか、このあたりだけぽつんと周りと違う雰囲気。文学館の入り口は、昔のお屋敷風になっておりました。

世田谷文学館こちらは文学館入り口。上にある物体は、糞をころがしているスカラベの像(?)なのだと思います。(蛇足ながら...足は6本なのですが、私には超巨大な赤いハダニのように見えて仕方ありません。)

中に入ると、無料で入ることのできるエリアでは、小さな子ども達が絵本を読んだりして遊んでいます。廊下には、日本で出版されたファーブルに関する古い本(図書館の本ですが、私には「古本」に見えます...)が並べられていて、これも興味深いものでした。

一般600円のチケットを購入して会場へ。会場内は人がほとんどおらず、とても静か。文学館とは思えないような昆虫のフィギュア(海洋堂)や写真などが並んでいます。フランス版の当時の書籍やファーブルが書いた教科書なども。

ファーブル昆虫記にも使われた、ファーブルの息子ポールの、当時はまだ珍しかった昆虫記録写真がたくさんあり、とても興味深く拝見いたしました。白黒写真とはいえ、やっぱりスカラベはかっこいいですな。

文系の方はどこまでこの展示が面白いのかよく分かりませんが、虫好き・ファーブル好きの方には、日ごろ縁のない「文学館」に足を踏み入れるよいチャンスと言えましょう。やはり次は千駄木の日本アンリ・ファーブル会の「虫の詩人の館」にも行かなくては!

文学館に行ったあとは、下高井戸まで戻り、携帯電話のGPS周辺ナビで見つけた古書店「豊川堂」で東京本などを購入し、有名なケーキ屋さんのケーキをお土産にして東急世田谷線でゴトゴトと山下駅まで。駅前商店街の魚屋さんで夕飯の真鯛の切り身(塩焼きにしておいしくいただきました...)を買い、とことこ歩いて帰宅。暖かい日で、よい息抜きになりました!

豊川堂での買い物
梅棹忠夫「知のコレクター達」講談社 500円
(切手・本・虫...など、私の好きそうな分野のコレクター多数)
中村征夫「全・東京湾」新潮文庫 250円
池波正太郎「池波正太郎の銀座日記」新潮文庫 250円
新潮社編集部編「江戸東京物語 山の手編」新潮文庫 250円
東海林さだお「ワニの丸かじり」「ブタの丸かじり」文春文庫 各100円

奥本ファーブル昆虫記も後半が刊行開始されております...
完訳ファーブル昆虫記 第6巻 上完訳ファーブル昆虫記 第6巻 上
ジャン=アンリ・ファーブル 見山 博 奥本 大三郎


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このページは、raizoが2008年5月10日に書いたブログ記事です。

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