魂(ソウル)のゆくえ ピーター・バラカン アルテスパブリッシング 2008-04-12 by G-Tools |
ブラックミュージックにお詳しい方むけというよりも、入門書的な内容だと思います。最近のブラックミュージックについて、大幅に加筆され、CDガイドは現在入手できる盤を選んで差し替えてあるそうです。
もともとブラックミュージックは好きなのだけれど、まだまだ知らないことばかり...というのが正直な感想です。本性では、ソウル・ミュージックのルーツから始まり、ゴスペル、リズム・アンド・ブルース、モータウン、サザンソウル、フィラデルフィアソウル、ファンク...など、その系統毎にCDガイドと共に紹介されています。最後はワールドミュージックまで到達。90年代以降についての記述が少ないのが多少残念ではありますが、名曲が60年代・70年代に集中しているということでしょう。新しいソウルスターを望みたいところですが、ヒップ・ポップの登場以降、ソウル・ミュージックが大きく変化してしまったのかもしれません。
CDガイドを見ていて、おっこれは持っているぞ!というものもありますが、大半はコレも聞きたいなぁというアルバムがたくさんあって、今非常に困っております。CDだけでなくお勧めのDVDや書籍も掲載。
ソウルってなんだ?という方に是非オススメしたい1冊です。
※こちらもソウルファンには有名な1冊なのですが、積読の山に埋もれたままでした。近々に読まなくては...。リズム&ブルースの死 林田 ひめじ 早川書房 1990-03 by G-Tools |
家に昔買った新潮文庫版があります。
私もブラックミュージックは好きなのですが、非常に偏りがあって、持ってるCDの9割以上は80年代以降(ほとんど90年代)です。
まさにヒップホップ登場以後、なのですが、自分の好みから考察すると、ヒップホップ以後のR&Bは、バックトラックがボーカルに負けてないんですよ。昔のは、圧倒的に歌手の歌唱力で聴かせるものが多いので、私はちょっと暑苦しくて苦手なのです。昔のでも聴けるのはポップなモータウンやフィラデルフィア、あとブラコン(笑)。
いつか、ブラックミュージックについてらいぞーさんと語り合いたいです。うちの奥さんは黒いのはたぶん全然関心ないと思いますけど(笑)。
>osarudon1 さま
新潮文庫版をおもちとはさすがです。
しかし、ブラックミュージックファンだといいながらも口ばっかりだった...と少し反省。
読了後は少しディープなものを聞きたい気分になりました。
私はボーカル好きなので、暑苦しいのも大歓迎です。(苦手に思っていた時期もあったのですが...)最近のヒトはどうも軽すぎて感情移入できす、いきおい懐古趣味になっています。