武居俊樹「赤塚不二夫のことを書いたのだ!! 」

| コメント(0)
416771731X赤塚不二夫のことを書いたのだ!! (文春文庫)
文藝春秋 2007-05

by G-Tools
3年前に買っておいて、今やっと読み終わりました。この本もそうこうしている間に文庫になってしまいました。急にこの本を思い出したのは、赤塚不二夫展を見に行ったからなんですが...。

筆者の武居氏は小学館の編集者で、少年サンデーで赤塚不二夫の担当記者だったヒト。先日赤塚氏の自伝も古本で読んだばかりでしたが、本人の視点とは違う実像が浮かびます。裏話的な話が中心です。

どんな風に赤塚マンガが生み出されていたのか、天才バカボンのマガジンからサンデーへの引っ越し騒動、漫画家としては売れなくなってきた頃の様子など、本人では書けないことが読めたのが面白かったかな。

この本では、後半は赤塚氏とは疎遠になっていたように書かれていた長谷邦夫氏。その長谷氏も実は赤塚伝を書いているので、そちらも読んでみようかと思ってみたり。

昔を懐かしがっているだけかもしれませんが、赤塚不二夫しかり、藤子不二雄しかり、手塚治虫やトキワ荘世代のマンガを、なんとかリアルタイムに読めたことは幸せでした。

  

コメントする

アーカイブ

子規の一句

花一つ一つ虻もつ葵かな

くものす洞広告

このブログ記事について

このページは、raizoが2009年9月 6日に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ほぼ日手帳2010:今年は中身だけ購入。」です。

次のブログ記事は「ユリイカ2009年9月臨時増刊号「昆虫主義」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。