マイブーム「ふんちゅう」はまだ続いております。除光液でサヨナラした後、2縲怩R日置いてから整形を始めました。死後すぐですと、死後硬直しているので少し間を置いたほうが良いのだそうです。関節を柔らかくすることも兼ねて、キレイになってもらうためにタッパーのお風呂(かなり熱湯に近い温度...)に入ってもらいました。
見た目はだいぶキレイになっているのですが、消毒も兼ねて念のため。そして、関節も柔らかくなったところで、脚や首の角度などをピンセットや針で突っついたり引っ張ったりしての標本用の調整です。これがまた小さいので難しい...。触覚もほおっておくと引っ込んだままなので、必死で引っ張り出します。触覚もポイントですからねぇ...ちゃんと出しておかないと。その割には片方しか出てこない個体もあったり...
あとは1ヶ月程度乾燥させることになります。化粧パフの布団の上に並べ、念のため東急ハンズのキッチンコーナーで袋入りシリカゲルを買って、ケースの中に入れておきました。臭くならずにキレイに乾燥できるでしょうか。今年は暑過ぎて、中が腐ってしまうのではないかと心配です。
もう動かないのですから、写真ももう少しうまく撮れそうなのですが、コンパクトデジカメでは、被写体が小さすぎてなかなかうまく撮れません。こうなるとやはり一眼レフが欲しくなりますねぇ。
その後、井の頭公園ではコンスタントにフンチュウもゲットしています。しかし、いつもコブマルエンマコガネばかりなので、発見→捕獲→持ち帰り→同定ときて、コブマルだった場合(というか全部コブマルです)は、次の日にまた公園に持っていって放しています。不必要に殺してしまうのも忍びなく。
しかし、めったに落ちていないワンちゃんの糞ですが、落ちて入れば高確率でフンチュウが潜んでいます。これには驚きました。ちっちゃい糞(猫かも)には1縲怩Q匹、量が多いとゴソゴソと...。ちゃんと量に比例しています。いったい彼らはどうやって嗅ぎつけてやってくるのだろう...と感心するばかりです。
願わくば違う種類のフンチュウを...と思って、日々ウンチを探しながら(!)歩いていますが、あらたな種を発見するのはなかなか難しそうです。モノを木の枝でつついてひっくり返すとコロンと出てくるのですが、私もだいぶ慣れたので、見ただけで、またおんなじかな...とわかるようになってきました。
公園のフン探しには、臭いもあるのですが、やっぱりハエがたかっているのが目印になります。当たり前ですが、あまり人通りの無い道のほうが確立高し。マナーの悪い飼い主さんが葉っぱや土をかけて隠したらしいのを見つけたこともあります。ちょっと見はわからないのだけれど、ハエがブンブン飛んでいるので「おや?」というところにも出くわしました。
というわけで、わざわざトラップをかけるほどは熱中していませんが、この夏は観察のつもりで続けたいと思います。標本完成まではあと1ヶ月ほどお待ちくださいませ。
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