昨日から石巻に帰省中。初めて東北新幹線の「はやぶさ」に乗りました。早いですね。1時間40分かからずに東京から仙台へ。しかし、今はその先が長い…。現在は公共交通機関を利用するには①高速バス②仙石線→連絡バス→仙石線③東北本線→小牛田→石巻線…の3つのコースがありますが、はやぶさに乗って思ったより早く仙台についたので、のんびり小牛田周りで石巻に行くことにしました。
仙台からの小牛田周りはなにがネックかというと、一部の乗り継ぎの接続の悪さ。日中は45分ぐらい小牛田で待たなくてはいけないのです。ならば…と、仙台の駅で駅弁を調達し、小牛田の駅で食べることにしました。
東北本線でまずは小牛田行きへ乗車。沿線の稲刈り後の田んぼに、たくさんの白鳥や雁をみかけました。オレンジ色の柿の実もあちこちで目立ちます。東北本線のこの区間は、今までほとんど乗ることがありませんでした。なので私にとっては新鮮で、車窓を眺めているだけで楽しい。途中、なにか校外学習をしていたらしい小学生が列車に手を振っていて、なんだか微笑ましくなったりも。
そうこうしているうちに小牛田着。少々風が冷たかったけれど、駅のホームのベンチ(暖かい待合室もあったのですが)でゆっくり駅弁を食べ、そうこうしているうちに入線した石巻線のディーゼル車に乗車しました。
車内アナウンスで何度か「本日のSLの試運転のため」というフレーズがあり、あわよくばSLが見られるかも!と思って密かに期待して乗りました。今週末の12日・13日に復興列車として、蒸気機関車のC11が石巻小牛田間一往復走る予定なのです。
石巻線もずっと車窓を眺めながら最後まで。お天気もよく、田んぼの広がる風景はやっぱりいいですねぇ。一人でローカル線に乗っていると、学生時代に青春18きっぷで鈍行の旅をしたことなどを思い出したりしました。私は「乗り鉄」に近いのかなぁ。
結局、終点石巻まで、定刻時間より多少遅れた以外は何事も無く到着。な縲怩セと思って下車したら、何やら燃えたような匂いとシュッシュッという音がします。これはもしかして…と振り返ってみると、今乗ってきたディーゼル車の隣の車線(ディーゼル車の向こう側です)にC11が止まっています!
ディーゼル車が遮っていて全貌を見ることはできませんでしたが、ディーゼル車の車内からC11の正面の写真をパチリ。(かえって少し上の位置から撮影できたかも。)他にはいかにも鉄道ファンの方が3縲怩S人。客車は別のホームに止まっていましたが、ちゃんと古いタイプのものでした。
あとから試運転で幼稚園児たちを乗せて走ってきた後だったことがわかりました。お客様整理をしていたと思われる駅員さんたちも心なしかちょっとうれしそうです。走っているところも見たかったな…と思いながら駅を出ました。(ちなみに…結局仙台から石巻まで2時間20分かかりました。遠い…。)
asahi.com(朝日新聞社):SL復興号、被災地の子どもたち乗せ発車 JR石巻線 - 社会
asahi.com (朝日新聞社):石巻線でSL復興号が試運転 - トラベル
C11はも真岡鐵道からのレンタルだそうですが、岩手で走るのは38年振りに現役復帰したC61だそうで、C11よりもかなり大型のSLらしいですね。こちらは鉄道ファンがどっと押し寄せそうです。
asahi.com(朝日新聞社):被災地復興支援にSLがひと役 11月に宮城、岩手走る - トラベル
昨日の石巻日日新聞の夕刊でも報道されていましたが、石巻縲恟ャ牛田縲恊蜻艪フ快速列車を1日1縲怩Q便走らせることになったとか。もう少し本数増やせないものですかねぇ。便利になれば利用者も増えると思うのですが…。
河北新報 東北のニュース/一部不通続くJR仙台―石巻間 小牛田経由で直通快速運行へ
そして日日新聞の同じ紙面には、仙石線の高城町縲恬、前小野間を、高台移転は理解できるが、とりあえず今まで線路があったところに、ディーゼル車でもよいからとりあえず通してもらいたいという要望書を沿線住民が出したというニュースも。確かに新路線の完成を何年も待てないという気持ち…わかります。
ともあれ「はやぶさ」から「C11」まで、JRを満喫させてもらった1日でした。
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