石巻ブックエイド・一箱古本市:昨日本番終了。あぁ面白かった!

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くものす洞STAND UP WEEK | ISHINOMAKI 2.0の中のプロジェクトの1つとして行われた石巻ブックエイド。無事一箱店主として営業。1日楽しく過ごすことができました。来て下さった方、スタッフの方に感謝でございます。

当日は出店する「かめ七」さんに9時半集合。静かな日曜日の朝に、自宅からテクテクと歩いて向かいました。事前にIRORI石巻送っていたコンテナボックスを受け取りましたが、(数十メートル先に持っていくだけなのですが)あまりの重たさに他の店主さんの男性に運んでもらったり。

そしてかめ七さんの外の石森章太郎ベンチのところで開店です!


バッタリタオレヤお隣はばったりたおれ屋さん。スタッフの皆さんからも大注目の、手作りのキャスター式一箱棚を手慣れた手順で組み立てて、素敵な棚が完成!ジャンルは「アート系写真集、アートブック、暮らし・雑貨・インテリア関連、洋書絵本」と、文具本もあったりで私の趣味にも通じる、なかなかガーリーな品揃えです。でもなんと店主さんは男性。

一方でうちの本の内容がかなり堅い(復興・東北・まちづくり・本の本...など)ため、男女逆転なお隣同士となりました。そんなですから、かなりの率でばったりさんの本を私に「これ下さい」と言ってくる方がいらっしゃいました。途中で「店主入れ替わりましょうか」なんて冗談を言っていたぐらいです。

最初のお客さんは、漫画を探すおじいちゃん。数少ない漫画の中から「ジャングル大帝」3巻セットをおすすめしたところ即お買い上げ。お孫さんへのおみやげにでもするのかなぁ。

うちの箱は内容が内容のため、地元スタッフやボランティアの方など、問題意識を持ったお若い方が多く、お勧めはどれでしょう?とか、この本どうですか?という質問ばかりでなく、これを読んで解決されることってあるでしょうか?とか、つっこんで質問されることもしばしば。地元三陸のことが書かれたものを熱心に選んでいた、南三陸町(志津川)から来た方も、たくさん買っていただきました。おばさん嬉しくって思わず大幅値引きしちゃいましたけど。

急遽、次郎さん(祖父)が昭和30年頃に撮影した写真をL版にプリントしたものも掲示&販売。渡波の塩田の写真を見て、「私、小学校3年の頃にここで働いたわよ」という方もいてびっくりでした。実際写真にも子供たちが写っているんですよ。雲雀野の草競馬の写真も、売上にはつながらないけれど、年配の方との話の種になりました。

個人的に一番印象的だったのは、リュックを背負って1人で来ていた年配の女性です。一見するとごく普通に石巻にいる典型的なおばちゃん。近くで行われていた手作り市から流れてきた方かなぁ...と思ったのですが、黙って熱心に本を選ばれていて、雑誌と本をそれぞれ数冊。あまり女性向きでない私のところからこんなに...と不思議に思い、どちらからいらしたのかお聞きしたところ、商店街と北上川を挟んで向こう側の湊地区から来たとのこと。「本はみんな流されちゃったんだけど、やっぱりほらなんか読みたくってねぇ」と静かにおっしゃっていました。

想像するに、たぶん近所では雑誌ですら買えない(コンビニも復活していません)のではないかなと思うんです。実家の近所もそうですから。商店街で本を売っているって聞いて、川の向こうから歩いてきたのかなぁ...と。この時は、あぁ、本が読みたい人に本を手渡せてほんとに良かったなぁと思えた瞬間でした。

同級生も顔を見に何人か訪ねて来てくれました。私のほうがなにかしてあげなくちゃいけないぐらいなのに、ほんとにありがとう。差し入れしてもらったり、買った本大切にするよって言ってもらってうれしかったよ。本で元気になってくれればさらに良し!

とにかく、1対1でお話しながら本を手渡すことができる、一箱古本市の醍醐味を十分味わうことができました。

東北各地に出展経験のあるお隣のばったりさんによると、山形の時よりも良い感じですよ...とのこと。うむ、石巻も捨てたもんじゃないですな。1日目に少し歩いた時も思いましたが、思っていたより若い方が集まっていたのが予想外でした。スタンプラリーは多くのお子さんが楽しそうに参加していて、手作りのスタンプもとっても可愛かった!

ということで肝心の売れ行きですが、おすすめな本は早々に売れていき、埋め合わせ的に入れた本は売れ残りました。地元の「辺見庸」本は、手には取る人が多いけど売れない。最後に半額セールにしてやっと1冊。私の好きな米原万里は全く人気がなく、高峰秀子はすぐ売れました。

ラスト1時間は半額セールにしましたが、販売は4時で終了。70冊持って行って、40冊売れました。プラス写真2セット。本当は駅前の箱も見に行きたかったけれど、結局なんだかそれどころではなくなっておりました。

4時半からはIRORIで表彰式。各賞3つのうち、一緒にかめ七さんに出店していた店主さんからは2組受賞者が。そしてお隣のばったりたおれ屋さんが売上第3位、そして私くものす洞は2位になりました!お互いにやったね縲怩チスゴイスゴイと喜びをわかちあいつつお別れしました。

急遽助っ人を申し出てくれて、仙台から来てくれた友人も、合間に本の話をしつつ、私の本を「立ち読み」したりて楽しんでくれた様子。良かった良かった。そしてありがとう、ご苦労様でした。

帰りの売れ残り本は重かったけれど、あぁ面白かった!
というわけで、長くなりましたので一箱編はひとまず。

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このページは、raizoが2012年7月24日に書いたブログ記事です。

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