斎藤 喬「入魂の木地師―みやぎ蔵王山麓のこけし」のMr.スポック

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R0016295.JPG先日仙台でちょっとぶらぶらした際に、こけしを販売している仙台の和雑貨のお店「しまぬき」さんの本店で、デットストック風なこけしの本を買いました。最近気になる遠刈田系・弥治郎系のこけしの本でしたので、少し高くて迷ったのですが、逆に古書ではもっと高くなりそう(こけし関連の書籍はけっこう高いのです)なので思い切って買って帰りました。

内容は、地元の工人さんがこけしを作ることになったきっかけや、こけし作りのことなど、筆者の斎藤さんのインタビューを元にした文章なのですが、 読んでいて1つちょっと驚いたことが。

佐藤三蔵さんという工人さんが、東京中野の「久松コレクション」所蔵のお父さんの作ったこけしを見に行った話がありました。このタレントの久松さんというのが、スタートレックのミスタースポックの声優さんであった久松保夫さんでした。ミスタースポックファンの私としては、かなりの衝撃です。あの声の後ろに、たくさんのこけし達が並んでいたとは!

久松保夫 - Wikipedia

久松保夫記念・実演家の権利研究所 » 故・久松保夫専務理事のこと

久松さんはこけしについて本も書かれたことがあるそうです。いやいや全く知りませんでした。思わぬところで私の好きなモノがつながって、ちょっぴり嬉しくなりました。

ちなみに、この本を出版した仙台の商店街にあった書店「宝文堂」さんは、郷土の図書もたくさん出版していたのですが、数年前に閉店してしまいました。そうだよなぁ、仙台の一番町にはたくさん本屋さんがあって楽しかった…。

ああ 宝文堂

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