佐々木幹郎「東北を聴く−民謡の原点を訪ねて」

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東北を聴く――民謡の原点を訪ねて (岩波新書)

佐々木 幹郎 岩波書店 2014-02-21
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by ヨメレバ
「東北」というところから興味をもったわけですが、詩人である筆者が、東日本大震災後に、二代目高橋竹山と民謡を歌いながら東北を旅したときのお話です。

特に民謡に興味がある…という程では無いのですが、気になる存在ではありました。東北の各地の代表的な民謡とルーツ、そして民謡を唄う地元の方達などを紹介しながら話が進みます。

馬追い唄、牛追唄、漁師の唄…考えてみると民謡は「ワークソング」中心ですね。でもどこか日本人の心に響くソウルソングでもあります。

根が宮城県人ですから、一番気になるのが「斎太郎節」。もちろんこの旅でも多くのページを割いて登場します。石巻でも盆踊りの定番でもありますし、私にとっては最も聴く機会(唄う機会も!)のあった民謡です。「石巻」も「日和山」も出てきますしね。

松島の桂島の海岸で、地元の漁師さんたちと「斎太郎節」〜「大量唄い込み」を唄うところがとても印象的でした。少し民謡にもはまりそうな予感です。

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