禿山さん(13):アララギ第3巻第6号

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第3巻第6号

雑詠

 ○            湯本禿山

なく鳥ののどかにちらふさくら花まひる静かに野ゆかへる人

ほしがきによきとう柿の實なし柿實なきこともてわが罵られけり

白かねの灯静かに春の夜を琵琶ひきふけて雨もよかりき

桑の歌           志都兒 選

              湯禿山

雨過ぎて桑の和芽の伸びゆくに來む幸ふゝみ子等はげましつ

☆☆☆

朝日新聞で昨日より、夏目漱石の小説「心」の連載が始まった。明治時代の連載を復刻させたもの。毎朝読めるのがなんだかうれしい。

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