禿山さん(17):アララギ第3巻第8号 その2

| コメント(0)

アララギ第3巻第8号 その2

洪水

國はらをこと〴〵(ごと)海とまがつ日の神のあらびし耳にかしこし

遠つ祖ゆ傳へし田畑非時の長雨にあはれ海となりつゝ

唯命みなことなしと友が書きし筆のあとをし見るに堪へめや

命はしからくにげつも文かゝむたどきもなくて七日過ぎつと

救はれて溺れこそせぬたらちねの母のありかも知れずとふ兒よ

課題 畠   柿乃村人 選

             湯禿山

梓弓ハルマだ早き山畑にあけのたぢひの眼につくわぎも


山邊温泉歌會(八日)

禿山、光、邁々山邊温泉に會し閑談數時歌を作る。
題 糸瓜、井、

             禿山

山寺のあか井の水に秋立てる雲のこゝろの動きみゆるも

☆☆☆

禿山さん、同人で集まって飲んで歌って(短歌)というのが多いようですな。

コメントする

アーカイブ

子規の一句

花一つ一つ虻もつ葵かな

くものす洞広告

このブログ記事について

このページは、raizoが2014年5月25日に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「おたまペア。」です。

次のブログ記事は「最近は通勤途上でいろいろな生き物に出会います。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。