昨日ご紹介した「本屋会議」で思い出しましたが、私の原体験の本屋さんの1つ、徒歩5分(走れば2〜3分?)のところにあった「ささき書店」跡地です。記録のつもりで先日帰省のおりに撮影。(つまらない写真でスミマセン。)
私が知る最初のお店は、赤丸の所あたりにあって、子供の頃のイメージとしては5坪あったかどうかというぐらいの、かなり狭いお店でした。マンガは入って正面あたりにあって、左側にお勘定(レジは無かったのでは?)のカウンターがあったと思います。コミックスを買った覚えしかありません。
その後、私が小学生ぐらいの頃に、道路を挟んで向かい側の、八百屋さんだったところに引っ越しました。どちらにしろ、よくこんなところに本屋さんがあったなというような場所です。
ここもすぐにでも建て壊しになってしまいそうな建物ですね。前のお店よりは広くなったけれど、それでも本屋さんにしては狭かったと思います。正面の壁沿いに本棚、道路に面した側に雑誌ラックなどが並んでいて、お店の真ん中向かって右寄りに、入り口正面ではなく横(左)向きのアイランド式のカウンターがありました。売れ筋のマンガ雑誌はカウンターの前に積んでありました。
考えてみると、こんな小さな本屋さんだったけれど、ジャンプとかサンデーとか、2〜30冊は入荷していたと思います。前にも書きましたが、雑誌発売日(たいていは夕方4時ごろでした)には荷物が届くのを待ちわびて、何度もお店に入荷確認をしに行き、入荷するとすぐに縛ってある束から出してもらって買っていました。一番に買うとうれしかったりして。しかしここでもマンガ雑誌やFM雑誌、学年誌など、雑誌を買ったことしか思い出せません。
その後、高校を卒業して実家を出た後に、ささき書店は坂の下の門脇町に、店舗を建てて移転しました。移転したあとは、もちろんそれまでより広くなり、「典型的な町の本屋さん」風になりましたが、帰省時にたまに寄るだけでしたので、あまり馴染めないままでした。レジに立つおじさんの顔をみると、昔通った時のことを思い出して、ちょっと恥ずかしいような気がすることもありました。
そのお店も、他のたくさんの家やお店と一緒に津波で流されてしまい、本当に無くなってしまいました。
この角の前のお店の跡を通るたび、本屋さんだった時のことを思い出します。
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