六本木ヒルズの敷地の一角にある「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の企画展「建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea”」を見に行きました。
前から楽しみにしていたのですが、この企画の開催を知ったのは佐野研二郎氏のパクリ騒動の時で、当初はこの企画展のグラフィック担当が佐野氏だったのだけれど、降板となったとか…。まあそれはそれとして。小規模な会場ではありますが、思ったよりたくさんの方が見に来ていました。ちなみに、1つの作品を除き、フラッシュをたかなければ写真OK。そのためiPhoneのシャッター音がそこここで鳴り響く会場でした。
ゲーリーと言えば「びっくり建築」のような言われ方が多いのですが、確かにびっくりではありますが、その建築プロセスが圧巻です。とにかく模型。2001年にニューヨークに旅行に行った時に見たゲーリー展でも、とにかく模型がたくさん並んでいることに驚いたのですが、この企画展でも、実際の模型がたくさん展示されています。
「アイデアの進展」という展示で、アイディアが進む段階ごとに作られた数多くの模型が並んでいて、アイディアがどのように試行錯誤され、決定されていくのかがわかるようになっています。
ついつい模型を作ることの方を考えてしまい、アイディアを立体化するという難しさはもちろんあるだろうけれど、手を使って作るというプロセスが、なんだか楽しそうな気もしました。しかし、ゲーリー氏のスケッチはみんな「クチャクチャ」っとしていて、あれが最終的に本当に建築物として実現するのですから驚きです。
さらに…アイデアの実現」という展示は、ゲーリーの建築を可能にした最先端の設計技術「ゲーリー・テクノロジー」を紹介する映像作品です。ゲーリーの建築は、さぞお金がかかるのだろうなとずっと思っていましたが、この「ゲーリー・テクノロジー」によって無駄を省き、従来の通常の建物とほぼ同程度のコストで建築できるのだそうです。これは知らなかったなぁ。
というわけで、2001年以来ずっと気になっているフランク・ゲーリーですが、その建築の実物を、まだ1度も見たことがありません。いつかどこかに見に行きたいものです。
で、次はこちらにも行くつもりです!
ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO|『フランク・ゲーリー/Frank Gehry パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展』 | Web Magazine OPENERS
そういえばこの映画を観に行ったことも、すっかり忘れていました…
映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」 - now and then
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