最後まで読めるかな…と少し心配になるほどの600ページの厚みのポケミスでした。愛用のsuonoさんのポケミスカバーからはみ出るような勢いです。
シリーズの最初からずっと読んでいるこの刑事小説。はや第6弾となりました。(この写真じゃ、なんだかわからんですな。)
読み始めますと、どうもいつもの「特捜部Q」と進行が少し違います。今回は、とにかく謎解きというか、殺人事件が解決されるまでの話がグイグイ進み、いつもと違って寄り道があまりありません。当たり前じゃないかと言われそうですが、このシリーズには珍しいのです。多少主人公カールの身の回りの話も出てくるには出てきますが、
とはいえ、じれったいほど事件の解明がなかなか進みません。同時進行する2つのラインの話を読みながら、きっとこういうことに違いないと自分の推測を膨らませ、そして最後は主人公カールとアサドと共にその結末に驚かされました。
そんなストーリーの進行にのせられて一気に読了いたしました。いつもと少し話のパターンは違ったけれど、今回も楽しませていただきました…が、最後は「特捜部Q」の一員であるローセのことが少し心配(アサドの親指も…)になります。これは次回作への伏線ですかねぇ。
ということでこのシリーズ、まだまだ続きそうです。
そして、このsuonoさんのブックカバー。とても気に入っているので、次は単行本カバーをオーダーしてみたいと夢見ております。
コメントする