先週新聞記事で知り、このところの散歩シリーズの一環として、今日は瑞穂町郷土資料館 けやき館で開催中の特別展「GO!GO!NIAGARA―大瀧詠一の世界―」を見に行きました。
大瀧詠一さんが亡くなられた後、大瀧さんが長年住んでいた瑞穂町(東京都)の図書館で、「大瀧詠一さん特設コーナー」が企画されて話題になりましたが、残念ながらその時は見に行くことができなかったので、今回は是非にと思った次第であります。
さすがに歩いてはいけませんが、最寄りの箱根ケ崎の駅から徒歩20分とのことなので、ちょっとした散歩にはなると踏んで出発です。井の頭線・中央線・青梅線・八高線と乗り継いて降り立った箱根ケ崎の駅からは、富士山も見えます。
今回も、駅からはiPhoneのGoogle Mapの案内で歩き出しましたが、地図上の脇道に、少し大きな池のようなものが表示されています。きになるので寄り道してみることにしました。
脇道に入ると「残堀川」という川が流れており、その先に「狭山池公園」がありました。残堀川を見ていたら、青いカワセミが池方面にツイーっと飛んでいく姿が!久しぶりにカワセミを見たなぁ。
池の周りを少しぶらぶらしてから資料館に向かいます。本来のルートの裏道なのですが、古くからの道のようでのんびりした感じです。途中で狭山茶のお茶畑もありました。そして紅葉真っ盛りの里山を眺めながら資料館に到着。
「けやき館」のシンボルであるケヤキの木。葉はほとんど落ちていましたがかなりの大きさです。ヤドリギもついていましたが。ケヤキの足元にはニホンオオカミの銅像があります。この辺りでも江戸時代ぐらいまではいたようですが、その後は狼(大神)信仰の流れで、毛皮や頭骨などが受け継がれているのだそうです。そちらの方面の企画展も是非開催して欲しい。
そして資料館の建物へ。こちらの資料館は開館1周年の新しい施設。なんと入館無料(しかも夜9時まで)です!
せっかく来たのですから、はやる気持ちを抑えて、まず常設展示を拝見しました。瑞穂町の自然の紹介から始まりましたので、昆虫標本をじっくり拝見させていただき、鷹場や街道の歴史、ダルマや織物などの名産もあることを知り、勉強になりました。
1階は、ギター、ジュークボックス、ゴールドディスク、そして年表など。2階には、提供曲も含めたレコードやCD、カセットやMDも!植木等や坂本九などのレコードコレクション、歴代のウォークマン(Proもあった)、中身が入った三ツ矢サイダー、長嶋茂雄のサイン入りブロマイドなどなど…大瀧さんらしいものがたくさん並んでいました。
一番気になったのは8盤レコード。8cmの小さなレコードとプレーヤーです。レコードも小さくてとてもかわいい。ううう、欲しい。
規模の小さい展示ではありますが、大瀧さんを偲びつつ、周囲の里山的な雰囲気でのんびりさせていただきました。そして次は、狭山丘陵にハイキングにでも行きたいなと思わせる、瑞穂町初体験でありました。
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