仙台の巨大古書店萬葉堂鈎取店は女性パワーで出来ている!

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萬葉堂書店にていつか行ってみたいと思いつつ、なかなか行けなかった仙台の巨大古書店「萬葉堂」に、帰省ついでに寄り道してきました。 萬葉堂書店 古本10万冊の店 仙台の駅から、7番のバスに乗って25分。片道380円。「鈎取」のバス停のとなりにドドンと建っております。
入り口からもう本で一杯。帳場も査定待ち・棚移動前の本で山積み。帳場は女性(どちらかというと中高年)3人ぐらいで、ちょうど持ち込みがあった本をああでもない、こうでもないと査定をしているところでした。帳場の前のロッカーに荷物を預けて店内を回りました。 店内は、とにかく図書館のように、空いている壁面や棚・床まで本がぎっしりなので図書館以上のボリューム。床の本も適度に並べられていて、積み上げすぎて見えない本があるということもなく、どの棚もきちんと整理されています。10万冊の店というのはウソではありません。圧倒されるというよりは打ちのめされるような量でした。仙台市の中でもこんな外れたところにあるのは、なによりこの在庫のためなのでしょうね。 店員に声をかけてから入ってくださいという地下にももちろん行ってみました。終始わたし一人でしたので、ちょっと怖いぐらいでしたが、こちらは最近人気の古い児童書がこれまた図書館のようにずらりと並び、絶版文庫・新書・文学・黒い本(とても古い本)などがものすごいボリュームで並んでいます。これを丁寧に全部みてまわったらものすごいことになりそう…。でも、かつて集めていた里見弴の本(現在中断中)のラインナップもたくさんあり、無理に東京で集めなくてもいつかここにくればいいやという気持ちにもなり、無造作に置かれた本物の「アララギ」や「心の花」といった古い短歌雑誌の束にびっくりしたり、自分の興味の範囲だけでもいろんな本がたくさんありました。 宮城県の本はもちろんたくさんあり、東北本も地下も含めて在庫多数。漫画の棚もたくさんありましたが、そっちを見る時間がありませんでした。逆に均一棚のようなところは目立たない感じで、こんな本が100円で!みたいなものは少ないかもしれません。 萬葉堂書店にてそんな中で、地下で古い新書を1冊。宮城県の自然に関する本を2冊を計2,500円で購入しました。宮城県本は少し高いかなとは思いましたが、ほかではなかなか見つけられないですし、ブラタモリ効果で地理にも関心が出てきたのでチョイス。
レジに本を持っていくと、レジのおばちゃんが「動物と人間」という新書を見るなり「あら、これは…500円?、あららら」と悩みだしました。本を送る側として、この状態でお客様にお渡しするのは申し訳ない、と思っていただけたようです。「ちょっと時間いただければ、もう少しなんとかできるかも。うまくできるかどうかわからないけど」と言って下さったので、お願いすることにしました。 萬葉堂書店にてしばらく待つと「なんとか少しは良くなったでしょ」と、表紙をクリーニングした上に、セロファンで表紙をカバーしてくれました。丁寧な対応に感激です。 (←見た目がグッと良くなって、手に取り易くなりました。)
平日ということもあったかと思いますが、おばちゃん(地元的親しみを込めたニュアンスです)がスタッフとして活躍している古書店(店主さんや奥様はいらっしゃいますが)は初めてで、それがかえって新鮮でした。仙台だし、学生さんとかそういう人がアルバイトをしているのかなと思っていましたが、本好き主婦のみなさんといった感じでしたねぇ。 そんなわけで、この10万冊の整然とした棚は、この女性スタッフの整理能力がなせる技ではなかったのかと思いながら、再びバスで仙台駅に戻りました。ちなみに「鈎取」の仙台方面のバス停は、最近なかなか見かけなくなった町の雑貨店の前にあり、店頭のちょっとしたベンチにはお年寄りがバス待ちしていて、仙台の中心部とは全く違う風景でありました。

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このページは、raizoが2016年3月 8日に書いたブログ記事です。

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