川本三郎「あの映画に、この鉄道」

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実はちょいと鉄道好きなもので読んでみました。amazonのレビューでひどい評価が入っていてびっくりしましたが、私は楽しくスイスイと読ませていただきました。


北は北海道から九州まで、日本の鉄道が出てくる映画が紹介されていますが、東京圏は、東京を対象とした類似の本もあるということで、あえて省いてあるそうです。

たくさんの日本映画をみている川本さんならではの紹介になっています。実際に使われたり、撮影に使われたのは何線の何駅…という情報を調べるだけでも大変だろうなと思ったけれど、川本さん自身が相当な「テツ」な方なのでしょうか。それとも強力なブレーンの方がいらしたのか…。

寅さん映画は日本中津々浦々でロケをしているので、あちこちの鉄道が出ているのもなんとなくは感じていましたが、山田洋次監督が鉄道好きで、昔からたくさんの鉄道や駅を映画に登場させているということも知りました。そういえば…というところですね。

個人的には映画に出てくる鉄道といえば、私は小津映画の北鎌倉の駅や、登場人物が通勤などで乗る列車を思い出します。かつては鉄道も元気だったので、今以上に登場機会も多かったのかもしれないですね。

この本の中でも、あちこちの路線が廃線になっていたり、駅が無くなっていたりと、鉄道界も年々寂しい状況になっています。かつては北海道も鉄道であちこち行けたのに、いまでは鉄道だけでぐるりと1周することもできません。私もゆっくり時間がとれるようになったら、ゆっくり鉄道旅もしてみたいなぁと思っているのだけれど、はやく乗りにいかないと、どんどん路線が消えていってしまう心配もありますね…。

古い車両やもう無くなってしまった路線を映像でみることができるという点では、映画好きの方よりも、鉄道好きの方にとってのほうがありがたい本かもしれません。

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このページは、raizoが2018年11月18日に書いたブログ記事です。

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