小林百合子「山小屋の灯」

| コメント(0)
著者の小林さんが、写真家の野川さんと共に各地の山小屋を訪ねる本です。目的は山ではなく山小屋。山小屋紹介というよりは山小屋エッセイと言ったところでしょうか。


小林さん自身も、ガツガツした山岳ガールではないところも、山登りをあまりしない一般人にとってとっつきやすいところかもしれません。

ネット社会全盛の時代にあっても、足でしかたどりつけない場所で、こうやって多くの山小屋が今なお続けていらっしゃることに頭が下がりますし、なおかつ、どこもとても楽しそうなのがなんともうらやましく。野川さんの写真も、雰囲気たっぷりの素敵な写真ばかりで、写真も楽しみながら読みました。

私の山小屋体験は1回だけ。人に連れられていったので、もうそれがどこだったのかも忘れてしまったけれど、テレビがあるくらいの大きな山小屋で味のあるようなところではなかったのですが、夕食時にドイツのベルリンの壁が崩壊したのをニュースで見たのが忘れられません。

それでも、この本に出てきた「霧ヶ峰のころぼっくるひゅってではカフェ利用したことがありますし、高尾山超えたところにある城山の城山茶屋には行ったことがありました。(山小屋ではなくて茶屋ですから。)

もう今さら山登りはしないだろうなと思っていますが、それでもこの本を読んでいると、山というよりは山小屋に行ってみたくなります。巻末にはしっかり山小屋ガイドも付いていて、交通案内から歩き方まで書かれている親切設計ですよ。

コメントする

アーカイブ

子規の一句

買ふて来た冬帽の気に入らぬ也

このブログ記事について

このページは、raizoが2019年2月 2日に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」上下」です。

次のブログ記事は「不覚にも今ごろ気付いたラジオ日本の『ゴー・ゴー・ナイアガラ』放送。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。