小林さん自身も、ガツガツした山岳ガールではないところも、山登りをあまりしない一般人にとってとっつきやすいところかもしれません。
ネット社会全盛の時代にあっても、足でしかたどりつけない場所で、こうやって多くの山小屋が今なお続けていらっしゃることに頭が下がりますし、なおかつ、どこもとても楽しそうなのがなんともうらやましく。野川さんの写真も、雰囲気たっぷりの素敵な写真ばかりで、写真も楽しみながら読みました。
私の山小屋体験は1回だけ。人に連れられていったので、もうそれがどこだったのかも忘れてしまったけれど、テレビがあるくらいの大きな山小屋で味のあるようなところではなかったのですが、夕食時にドイツのベルリンの壁が崩壊したのをニュースで見たのが忘れられません。
それでも、この本に出てきた「霧ヶ峰のころぼっくるひゅってではカフェ利用したことがありますし、高尾山超えたところにある城山の城山茶屋には行ったことがありました。(山小屋ではなくて茶屋ですから。)
もう今さら山登りはしないだろうなと思っていますが、それでもこの本を読んでいると、山というよりは山小屋に行ってみたくなります。巻末にはしっかり山小屋ガイドも付いていて、交通案内から歩き方まで書かれている親切設計ですよ。
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