実際に本に登場するドライブインのいくつかを映像でみることができて良かった!
タイトルからして、昭和ブームにのった、いろんなドライブインの紹介本かなと思って読み始めたのですがさにあらず。ドライブインそれぞれのお店の家族の話が中心でした。いわばヒューマンドラマです。
ドライブインという商売は、モータリゼーションの草創期にできた商売ですから歴史は浅いわけで、みなさん道路ができるとともに新規参入。それでも、新しい道路ができたり、ドライブを楽しむ時代ではなくなったりで、お客様の数は少なくなってしまったけれど、古くからのお客さんや地元の方々に支えられて続けているお店ばかりでした。地元に愛されるということがポインかもしれないです。
店主のみなさんも、ご高齢であったり、ご主人を亡くされて1人できりもりしている方も多いのですが、時代が移り変わってしまった今でも続けていらっしゃるということは、それぞれになにかあるのでしょうね…。昔は本当に忙しかった…というお店ばかりだったのも印象的です。
ドライブインは車社会の産物ではありますが、その車社会の移り変わりにも大きく左右されます。新しい道路ができると旧道は通行量がガクンと減り、人(車?)の流れが一気に変わってしまいます。ドライブインばかりの話ではありませんが、商売を続けるのも本当に大変です。そんなところも気になりました。
で、テレビで実際のドライブインも拝見したりすると、なんだか急にどこかのドライブインに行ってみたくなりました。もうドライブインなんて何年も行ってなかったなぁ。
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