「天文台日記」とハッブル望遠鏡

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天文台日記
石田 五郎

中央公論新社 2004-01
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半年ほど前に、朝日新聞の書評欄に載っていた本。天文大好き...という程ではないけれど、とでも楽しく読めました。一昔前の話ではありますが、天文台で働く人たちの日常をかいま見ることができます。おなじ天文台で働く同僚や、交代で現れる研究者達。いろいろな観測や苦労話や天文台での生活。著者の石田さんの人柄なのか、それがとても楽しそうなんです。なんだか浮世離れしているようでもあり、好きな研究で食っていけるなんてうらやましいなぁ...とも思ったり。ほんとうに「日記」なんですが、不思議な名著だと思います。今だったらまさに「ブログ」で発信してもらったら面白そうだなぁ。

もう1冊、天文つながりで最近読んだ岩波カラー新書のハッブル望遠鏡モノ。このシリーズは手軽で大好きなのです。ホントは大きな写真集が欲しいところですが、いつもこれで間に合わせてます。こちらは最新版...
カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産
野本 陽代


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今までの2つのシリーズも大好きだったので、今回の「宇宙遺産」も迷わず購入。銀河の写真を見ているだけでも、まだまだ知らない世界がたくさんあることを実感できます。人間なんてホントにちっぽけですね。



でもこの本の最後には今後のハッブル望遠鏡の危機についても語られています。NASAにはなんとかこの素晴らしい記録を私たちに見せてくれるこの望遠鏡を是非とも残してもらいたいものです。全米科学アカデミーからはスペースシャトルで回収するのがベストという報告書が出た...という新聞記事を年末に見たのですが...どうなるのかな。

カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙
野本 陽代 ロバート ウィリアムズ Robert Williams


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カラー版 続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙
野本 陽代


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このページは、raizoが2005年1月18日に書いたブログ記事です。

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