今回の実家への帰省時に、地元の名店「観慶丸」(かんけいまる)に行きました。
創業何年になるのかは知らないのですが、店名は江戸時代の千石船の名前で、江戸に米を運んだ帰りに陶器を積んで帰って売ったのが始まりだそうです。旧店舗は地元初のデパートということで、ちょっと洋風のレトロな建物です。倉庫に昔の大量な陶器が眠っているのを蔵出しして販売しており、明治・大正・戦前の陶器が、骨董ではなく未使用新品で手にはいるのが売りです。本店では現代の陶器も売っています。
残念ながら当日は水曜日で、戦前の商品が並ぶ旧店舗はお休み。普通のお皿を買うのが目的だったので、本店でお買い物をしました。これはその時に本店で買った直径11cmの小皿。本店にもデットストックものが少し並んでいて、これは1960年代のノリタケのお皿です。レトロな雰囲気の花柄が気に入りました。
本当は、やはり同じ年代のノリタケの小皿も買ったのですが、それは後日届く予定なので、届いたらまた公開いたします。本来の目的の皿選びよりも、古い小皿やお茶碗の方にすっかり目がいってしまいました。あんな田舎まで行かれる方はあまりいらっしゃらないとは思いますが、陶器が好きな方で、万が一お近くに行かれる方は是非行ってみて下さい。しかし、駅前からこのお店のあたりまで続くアーケードの商店街はまさに「シャッター通り」。かなりさびれた街となっているのが寂しい限りです。
お買い物の後に、本店の脇の路地を入ったところにある八幡屋さんでお昼を食べました。こちらのお店でも観慶丸のお皿を使っているようです。このヘルシー系のこのランチで1,000円也。茶碗蒸しにはウニがたくさんはいっていました。
このエントリーを書くために観慶丸を検索したところ、なんと楽天にも店を出していたのですね。戦前の陶器が中心の販売のようです。
戦前の未使用の茶器着彩色絵花紋7点揃
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