とある日曜日、ゆるやかな坂の上の交差点に「ご自由にお持ち下さい」と張り紙がされた、本の入った段ボールがありました。
往来の人目を気にしつつも、箱のなかからピックアップしたのがこの本。「東京の坂道〜生きている東京の歴史」(石川悌二著 昭和四十六年刊)。カバーもないし、外側の状態は悪かったのですが、中身はきれいでした。
ちゃんと数えていないのですが、ざっと見積もって400ぐらいの坂の名前が並んでいます。写真は全て白黒。ここに紹介されている坂も、もうすっかり様変わりしたんだろうなあ...と思いながらパラパラと眺めています。タダだったけれどかなり満足してます!
一緒にポケットブックのようなヤマケイの「京都の散歩みち」という本もゲット。こちらはかなりボロボロでしたが、今と全く違う京都の観光地の様子が面白かったので、読んで捨てるつもりで持ってきました。古本屋さんにいけば、もう少し状態の良い、古いガイドブックがあるかもしれない...と新たな古本のターゲットジャンルとなりそうです。
そして、坂道本の呼び水でこっちの本も欲しくなってます。もともと10,290円もする本のコンパクト版だとか。コンパクト版でも5,040円とは...。うむむ。
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