私にとって困った本が刊行開始です。集英社の80周年記念企画「完訳 ファーブル昆虫記」全10巻(20冊)。奥本大三郎先生が月刊「すばる」に18年間連載していたものです。今後の刊行予定をみると、第5巻がでるのは2007年。とすると10巻全部が刊行されるには5年ぐらいかかるということですね。壮大です。
この本、発売日に書店でも手に取りました。その時は買わずに帰りましたが、イラストや解説がたくさんあってすごく良さそうです。もちろん私も買いそろえたいのですが、この1巻が上下に分かれていて全20冊。そして実際かなり大きくて厚みのある本です。これが20冊並ぶようなスペースは、現在の我が家にはありません。困りました。でもたぶん買うと思います。少しずつ刊行される全集を買うのはかなり久しぶり(これ以来かな...)5年かけて場所を確保しますかね。
しかし最近は上下巻に別れて刊行される単行本の多いこと。なんとか売上を増やしたい出版関係者の気持ちもわからないではないですが、その割には字が大きかったり(実際この本も...)してがっくりです。重たい本は通勤読書派の私には辛いものがありますし、ちょうど上巻が読み終わる直前だったりすると、下巻も持ち歩きたくなるので困ります。こうなるとほんとに重いんですよねぇ。
追記:結局本棚を片付けてこの本買いました。そして半年前にはこんなこと書いてましたね。
now and then: 「トンボと自然観」と私の自然観
コメントする