先日ジブリ美術館で土星座で公開中の「水グモもんもん」を観てきました。
昨年、この記事を読んだ時から観たいなぁと思っていたのですが、やっと実現です。クモが主人公の映画なんてまず無いですからねぇ...。
宮崎駿監督 次回作は短編「水グモもんもん」 ジブリ美術館で公開 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
こちらはその時の宮崎駿氏のインタビュー記事。
「声で効果音」やりたかった 宮崎駿監督、新作短編を大いに語る : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ピクサーの短編映画もそうですが、商業用のアニメと違って実験的な作品や、やりたいことができる...ということもあり、なんだか作っている方が楽しそうというのはありますね。
声の出演は矢野顕子さんのみ。といってもセリフをしゃべるという感じではありません。こちらはその矢野さんのインタビュー記事
監督の“片棒を担ぐ” 矢野顕子さんに聞く : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
音楽もゆったりしていて映像にぴったり。矢野さんの声もまるで音楽のようでした。出てくる「もんもん」を始めとする水辺の生物たちの動きもさることながら、宮崎氏のインタビューにもあった通り、ミズグモの生活のカギになっている水泡(あわ)の表現がとても素晴らしかったと思います。ニモの海中の世界も素晴らしい出来でしたが、セルアニメの表現もまた一味違ってよいですね。個人的にはアメンボのお嬢さんには(?)でしたが、ミジンコさん達が気に入りました。
ギフトショップではもんもんグッズも販売中。上映室の脇でパンフレットを、ショップではミズグモの生態もわかる下敷きと、デンマーク製のフローティングボールペンを買いました。デンマーク製と言っても、ボールペンの作りはちょっと雑でしたが、フローティング部分の出来はなかなか良く、もんもんが泡をくっつけて水中を上下にふわふわ動きます。
今後は「星を買った日」「めいとこねこバス」を順次上映とのこと。(矢野顕子+タモリが効果音担当の「やどさがし」も観たかった...)どちらも面白そうだけれど、「めいとこねこバス」が気になります。ジブリ美術館、事前申し込み制でなかったらもう少し気軽に行けるのですが...。
本物のミズグモは、同じ井の頭公園内のこちらで見ることができますよ。(実物はアニメとずいぶん違いますが...)
東京都公式ホームページ/井の頭自然文化園情報
下敷きの裏にあった宮崎氏(だと思うのですが)のコメントで、クモはお話の中では悪役ばかりだけれど、好きになってください...みたいなことが書かれていて、密かに感動しましたっ。
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