急に京都へ行くことになり、よもや行くことはないだろうと思っていた下鴨神社の古本まつりをのぞいてきました。
京都古書研究会
出町柳駅からまっすぐ神社には向かわず、鴨川の反対側に行って出町ふたばの豆餅をまずゲット。大福好きの私にはここは素通りできません。お盆でおはぎを買う方も多く、いつにも増して混雑しておりました。
で、いざ下鴨神社へ出陣です。しかし...ものすごく暑いっ!アスファルトの上を歩いていると40度以上はありそうな強烈な熱気。最近東京は若干涼しかったこともあり、この強烈な暑さに体がついていけません。出町ふたばの店から古本まつりの入り口まで歩いただけで倒れそうです。こんな状況では古本を見て歩くなんて無理かも...と、いきなり弱気になりました。
おまけに、狙っていた古本まつりのうちわもすでに本日分の配布は終わってしまっており、自前で風を起こすこともできません。頭も暑さでぼーっとしてきたので、まずは先ほど買った豆餅を食べ、水分補給をして一服。やっと落ち着きました。
落ち着いてみると、会場内は神社の森の中ですからほとんど木陰ですし、そばを流れる小川から風が吹いてきて意外と涼しいのです。自然の力は偉大ですねぇ。
で、会場をゆっくり1周し、ゲットしたのは以下の本。
まずは、お値段ちょっと高めでしたけど最近気に入っている三月書房の小型愛蔵本2冊。八世坂東三津五郎の「聞きかじり見かじり読みかじり」と江藤淳の「犬と私」。私はあまり小説は読まないのですが、随筆は好きなので、この愛蔵本はかなりツボにはまっています。しかしこれは翌日の帰り道に重量がブローで効いてきました。
そして、以前オヨヨ書林の均一棚で、100円で歌集「柿蔭集」を買ってから気になっている島木赤彦の自選歌集「十年」。この本の隣にその100円で買った柿蔭集が1,000円で並んでいました。私が買った100円本は状態が悪かったから安かったのですが、それでもちょっと高い値段がついているのを見ると、なんだかうれしいです。
あとは100円の文庫3冊。ばらばらに買ったのですが、なぜかみんな新潮文庫でした。
収穫うんぬんというよりは、古本まつりの雰囲気を楽しむことができて良かったです。
<つづく>
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