昨日は岩波文庫の新刊を4冊も買ってしまいました。このところ文庫は古本ばかり買っていたので、レジでお会計していてすごく高く感じました...。しかし、古本が出てくるのを待っていられませんからね。
このところの新書ブームで、好きだった岩波新書もなんだかつまらなくなり、新書乱発ですそ野が広がってしまったからなのか、あれだけ書店に並んだ新書の中で、読みたいものは意外と少ない...ということで、個人的にはブームに逆行して新書離れしています。
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さて本題の今回のお買い物。岩波文庫編集部編「岩波文庫の80年」は創刊80年の記念事業。岩波文庫の全書目リストや、岩波文庫略史、岩波茂雄氏による岩波文庫論、岩波文庫の定価の基準の変遷などの企画も。ちなみに本当の総目録である80年版『岩波文庫解説総目録1927-2006』は5月発売だそうです。
岩波文庫編集部編「読書という体験」は、34人の多彩な筆者による、さまざまな「読書という体験」を集めたもの。岩波文庫にしては活字が大きめてササっと読めそうだったのでついつい...。
今年の2月9日に生誕140年を迎えた夏目漱石「文学論(上)」は、このところ夏目漱石にハマっていたのでピッタリでした。カバーの岡本一平氏の漱石先生の絵もカワイイ。もちろん来月(下)も買いますよ。
ちなみに漱石と岩波書店の関係はこちらで...岩波書店の看板文字は漱石筆だそうです。
岩波書店:漱石生誕140年
「吾輩は猫である」をやっとのことで読み終えたあと、少し前に話題になっていた小林信彦の「うらなり」を読むつもりで、事前に復習として「坊っちゃん」を読みはじめ、合間に夏目房之介本を2冊(漱石の孫と孫が読む漱石)...と、このところ実は毎日夏目です。肝心の「うらなり」はまだ読んでいないんですよね...。
最後はコレ。
新編百花譜百選 木下 杢太郎 画/前川 誠郎 編 岩波書店 2007-01 by G-Tools |
ツꀀこんにちは。昨日、神保町に行ったので、岩波文庫80周年のことを知りました。学部時代は読んでいたのですが、最近、他の文庫の文字が大きくなったせいか、岩波文庫の字が小さく感じてしまい、視力の悪い私は、ちょっと敬遠してました。「三酔人経綸問答」が最後に読んだ岩波文庫かもしれません。「読書という体験」、面白そうですね。文字も大きいようなので、今度、書店で探してみます。
読書量と研究量が反比例するので、気を付けたいと思いますが、最近は、久々に本を読むのが楽しいです。
>あぽ さん
私の中で遅れてきた日本文学ブーム中でもあり、固い文庫を手に取る機会が増えました。少し前の岩波文庫は文字がびっしり並んでいるイメージでしたが、高齢者対応でもあるのか、他の新刊もだいぶ以前よりは読みやすいです。