大金星 (アフタヌーンKC) 黒田 硫黄 講談社 2008-09-22 by G-Tools |
黒田硫黄の仕事(黒田氏のブログ)
実は、最近本の整理をしたときに、黒田硫黄の漫画は高く売れそうなので、古本屋さんにもっていこうかとよけていたのですが、ついつい読んでしまい、やっぱり面白くて処分できませんでした。
黒田硫黄の漫画に出てくる女性の、サバサバした感じが大好きです。かっこいい女の子達だなぁと思います。それだけでなく出てくる登場人物のみんながみんな、なんだか個性的なんですよね。いわゆる普通の人がまずいない...。そうそう、女の子だけでなく、男の子もみんな元気です。作品によって絵が筆絵調で一瞬重く見えますが、ストーリーには独特のサラッとした雰囲気があります。
「大金星」ではへんな生きものが出てくる「ミシ」がよかったなぁ。不条理ではあるのですが、なんだか妙にリアルな感じがするのです。もしかしてこういうこともあるかも...なんて。映画にもなった「茄子 アンダルシアの夏」の自転車乗りのサイドストーリーも入っています。バラエティ的に楽しめる1冊です。
「あたらしい朝」のほうは、まだ第1巻という長編モノ。ジャンルを決めるとすると軍人モノでしょうか。主人公の若者たちはドイツ人なのですが、彼らが第2次世界大戦で海軍に入るのです。巻末には日本にたどり着いて、これから面白そうなことが起きそうです。
あたらしい朝の第2巻は来年の3月刊行予定ですが、それまでの間に「大日本天狗党絵詞」全3巻と「茄子」全2巻が毎月1冊ずつ新装版で登場するようです。茄子は持ってますが、大日本天狗党絵詞は読んでいないので、これも楽しみにしています。
あたらしい朝 1 (1) (アフタヌーンKC) 黒田 硫黄 講談社 2008-08-22 by G-Tools |
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