先日の2009年第1四半期業績発表。日経新聞は「iPodの売り上げの伸びも鈍化」ということで、かなり厳しい表現でした。かつでのiTunes Storeオープン前の好意的な記事の頃から一転、ジョブズ氏の健康問題も含め、最近は「悪い悪い」と連呼しているように思えます。ものの見方ですから、記者によってそれぞれだとは思いますが。
昨日のInternational Herald Tribuneの経済記事で、アップルが他の会社に比べて、ホリデーシーズンにそれなりのiPodとノートパソコンを売り上げたことに、アナリスト(これもイロイロですが)は驚いているという記事を読みました。ひいき目というのもありますが、私もどちらかというとコチラに賛同。朝日新聞あたりは「インテル5,000人人員削減」の記事の下にアップルの業績発表が出ていたりして、この不況の中ではそれなりに頑張ったと思うんですよね。激安パソコンメーカーとは違い、ブランドとしてのプレミアムのついたパソコンなので、利益率もある程度確保されていて、打撃が少なかったのではないか...とのこと。どこかのサイトでは、北米以外の売り上げが貢献した..ともありました。
そして、業績発表の中で、iPhone Nanoもネットブックもとりあえず否定。
[CG]iPhone Nanoもネットブックもバッサリ否定するアップル
中途半端にネットブックを作るなら、iPhoneをもっと使いやすくして、価格を下げてもらいたいと思います。
さらに、ひっそりとポリカーボネートの白いMacBookをスペックアップ。
ユニボディではない...というだけで、Intel Core 2 Duoの2.0GHz、2GBのメモリ、120GBのハードディスク、NVIDIA GeForce 9400Mが搭載されて114,800円。グラフィック的には、30インチの外部ディスプレイにも表示できるぐらいの性能があるわけですから、普通にデスクトップ的に使うこともできます。MS OfficeやWindowsこそ入っていないものの、かなりなお買い得品になっていると思います。(最近、セレロンMの激安ノートパソコンをプロジェクタにつないだのですが、あまりの表示性能の悪さにがく然としたばかり...。)
Macを選択することに、デザインの良さや高級感があるから...という理由ももちろんありますが、最安モデルであっても、かなりの高スペックなので、OSうんぬんよりそれなりに性能の高いパソコンをリーズナブルに購入したい...という要求に、確実に応えていることも功を奏しているのかもしれません。
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