打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫) 米原 万里 文藝春秋 2009-05-08 by G-Tools |
単行本読了時の様子...
now and then: 米原万里「打ちのめされるようなすごい本」
今回は文庫版に向けて、丸谷才一氏の解説が追加。それだけなのですが、これだけの書評をバッグに入れて気軽に持ち歩けるというだけで幸せです。(元の単行本は付箋だらけで本棚につっこんであります。)
昨今の文庫は字を大きめにして上下2巻に分けてみたり、1,000円以上の定価の文庫もあったりする中、これだけの内容で820円は非常にお買い得だと思います。
店頭でパラパラめくると、1頁に詰め込まれた字の多さに圧倒されて、読むのがイヤになる方も多いかもしれませんが、そこをなんとか踏ん張って読んでみてください。私などは、普段全く縁のないソ連・ロシア関係の本が、こんなに面白そうに思える(いや、本当におもしろいのだと思うのですが...ほとんど未読。)のは、米原氏の才能だと思います。
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