写真でみるとわかりにくいのですが、文庫サイズではなくA5版。厚みもそれなりにあってちょっとした単行本並みです。「ドラえもん」もちょっと迷いましたが、あまりの厚みにやめておきました。ドラえもん第1巻1冊で、オバケのQ太郎+パーマンぐらいの厚さ!結局2冊買ったわけですが、それだけでもかなりの重量感でありました。
私はドラえもん世代よりは上で、一番読んだ藤子コミックスはパーマンでしたので、やはり藤子作品の中ではパーマンに最も思い入れがあります。
今回の「パーマン」第1巻は、やはり後年に加筆修正した部分もあり、昔のままの完全復刻版ではありませんでした。しかし、待望の少年サンデー版ですし、初出掲載リスト、予告版、幻のオープニングなどの資料も入っていました。今後の展開でいきますと、特にパーマンは、絵本版あり、学年誌だけでなく幼稚園版などもあり、コロコロコミックスなどの80年代の作品もありとかなりバリエーションがあるので、その違いなども楽しみにしています。
少年サンデー版のオバケのQ太郎(「新」は、きっと第2期以降なのだろうと思います)は、まさに初期の作品ということで、「藤子不二雄とスタジオ・ゼロ」名義の作品。F氏とA氏、そして石ノ森章太郎などの夢の合作というかなり凄いものなのだそうです。特に、石ノ森氏が書いた部分はタッチがかなり違っているのでハッキリわかり、漫画としてよりも資料的に面白く読めます。このサンデー版「オバケのQ太郎」のコミックスは、このような理由もあって古書価格が高い漫画として有名だったようですが、この全集の刊行は古書価格にどのように影響が出るのかも興味深いところ。そして巻末の小池さんのヒミツも楽しく読みました。
長らくの絶版についてはこちらに諸説が掲載されています。
オバケのQ太郎 - Wikipedia
今後は毎月25日頃発売というペースで、来年まで刊行が続きます。私はとにかくパーマンとオバケのQ太郎を揃えていくつもりです。(しかしなぜか頭の中は「ジャングル黒ベエ」)
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