来週の8月11日から16日まで、京都の下鴨神社で「下鴨納涼古本まつり」が始まります。数年前に1度行ったきりですが、とても楽しかったので是非また行きたい!と思っているのですが、Macに散財した直後ですので今年もパス。来年こそはと思っています。正直言ってめまいがしそうなものすごい暑さの中で、ひたすら古本を眺めて回るのがとにかく楽しかった...。
ということで、下鴨に行けないので、新宿の京王百貨店の大古本市に行ってきました。
京都は無理だけれど京王デパートは気軽に行けるので、なんだかんだと毎年行っています。7月30日から8月4日までの開催で、行ったのは昨日ですから、最終日間近ということで、収穫にはあまり期待せずに気楽な気持ちで会場へ。
いつも基本的には全ての棚を眺めるのが信条ですから、入り口近くからスタート。巡り初めてすぐ、最近集めている「里見弴」(さとみとん)の岩波新書を発見!タイトルは「荊棘の冠」とありますが...私読めませんでした。昔(昭和15年!)は岩波新書に小説もあったのですね。1,050円也。即ゲットです。
こうなると、黒い本(古いくて黒ずんでいる本)が気になり出しました。お次は寒川鼠骨の「秋冬子規評釈」を発見。文庫サイズの小振りの本で、大正5年発行の第3版でした。こちらは2,000円。ちょっと高いなぁ...と思ったけれど、寒川鼠骨が書いているところがポイントなので、子規ファンとしてはコレクションに加えることにしました。こうなると春夏版も探したい。
そして最後に再び里見弴の「毒蕈」という本を発見!またタイトルが読めません。大正9年の本で崩壊しそうな本でしたが、タイトルは有島生馬が書いており、中身も読めないわけではないので2,000円でしたがこちらもゲット。
私の普段の古本購入額にしてはかなりの出費ではありましたが、思わぬ収穫に大満足でありました。古い本ばかりで痛んでいましたので、家に帰ってグラシン紙でカバーをかけてみました。本はボロボロなのですが、ちょっとよさげに見えます。
こうなると京都下鴨が気になる...。いや、我慢しますよ。かわりに14日から始まる渋谷の東急東横店の「渋谷大古本市」にでも行ってみますか。
<参考>一昨年の様子。このときはまだアドエスを使っていたんだなぁ。
now and then: 京王百貨店で開催中の古書市へ
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