iPhone情報整理術@楽天ブックス
著者: 堀正岳 /佐々木正悟
出版社: 技術評論社
(本日現在Amazonでは品切れ中のようです)
1時間ちょいの電車内で一気に読了。
すでにネットで情報を仕入れて、そこそこ情報整理に使っているし...と思っていたので、この本は買わずにおりましたが、リアル書店で見かけ、少し立ち読みして面白そうだったため、結局買ってしまいました。
この本の一番のミソは、やはり「iPhoneでクラウド・オフィス」という部分ではないでしょうか。
電話機能は別として、住所録・スケージュール・ToDo管理・メモ程度でしたら、もう何年も前からPalmをはじめとしてPDAで実現できていました。最近は、スマートフォンでなくても、このぐらいでしたら普通の携帯電話でも可能になりました。
iPhoneは「携帯電話」ではなく、まさに「情報端末」なのです。筆者の方々も「100倍の情報をいれること」を推奨していらっしゃいますが、情報を集めれば集めるほど、有効利用できるデバイスになるのです。そのノウハウが書かれている訳です。
とにかくファイルなどの紙類はすべてiPhoneに突っ込む。それは、iPhoneに直接だったり、パソコンと同期させたり、 DropBoxなどのネットワークストレージ(このあたりがクラウド?)を利用したり...ということになります。
私も最近は、書類や新聞記事を画像やPDF化してiPhoneで持ち歩くことが多くなりました。もちろんEvernote(これはファイルがサーバーに置かれますからクラウドですね。)にクリップしたり、重たいPDFファイルは直接iPhoneに入れてGoodReaderで読んだりしています。情報はたまればたまるほど価値が出てくるもの。紙のようにかさばらないから気にせずどんどん入れることができます。
もちろんiPhoneにも容量の制限はありますが、クラウドサービスを利用することによって、その情報整理のために何十ギガもの容量を使うことができるようになったということなのです。
あらためてこの本を読み、iPhoneに全部入れるかどうかは別としても、もっと紙媒体の書類をデジタル化するべきだと決意を新たにしました。そう、あまたの紙媒体の書類を整理をする時間も無駄なのです。なんでも保存しておければ良いのですが、スペースの都合上そうも行きません。いつも過去の資料などを捨てるかどうか迷い、とりあえず保存しておくけれど、結局使わないということが確かに多い。でもデータとしてすべてを保存しておけば、どうしようかと悩む時間も省け、最終的には整理の手間も省けるのです。
iPhoneの利用法という点では、すでにネット上で他の方のノウハウから学ばせていただいたものが大半でしたが、それ以前の「情報整理」という観点で学ばせていただきました。個人的にはGTD(Getting Things Done - Wikipedia)的な使い方は、まだまだでしたので、今後はこの本を参考にして活用したいと思っています。
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